～これまでのあらすじ～
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第33話　4人の精霊登場！

さくらとヒビキは階段を駆け上がった
そして、ついに最上階に辿り着いた
モニターの近くにはマルスが座っていた・・・・

さくら：マルス、私の仲間を返しなさい！
　　　
マルス：無駄だ！奴らは石化している！もう元には戻れない！

天井を見上げた途端、さくらは悲鳴をあげそうになった
4人の石像があった
そして、フラワー達が檻に入れられていた

さくら：今すぐ皆を開放して！
　　　そして、ビーストとヒビキも自由にさせてもらうわ！

マルス：ヒビキ？
　　　　　サイキックよそなたは名前をもらったのか・・・・くだらないな

ヒビキ：なんだと・・・・・！
　　　　お前らがくれた名前よりはよっぽどいいぜ！

マルス：お前達が求めているものはもうすぐ壊れる・・・・・
　　　　目の前で消してくれるわ！

マルスが叫んだ途端、4人の石像に亀裂が入った！

さくら：何をするの！今すぐやめて！

さくらはマルスに向かって剣を振り下ろした
でも、跳ね返されてしまった！

マルス：私は戦いの神だ！それを忘れてもらっては困るな！
　　　　　さぁ、石像よ砕け散るのだ！

そう言い放った次の瞬間、まばゆい光が死の塔全体を照らした
そして、光が収まった時には
二人とマルスの間にはルナライトが立っていた

ルナライト：マルスよ、お前はいつまでたっても変わらないのですね
　　　　　　こんなことはもうお止めなさい、大人しく元の世界へと帰りなさい！

マルス：黙るのだ！ルナライトよ！もうすぐ世界は闇にのまれる！
　　　　　光の女神はもうすぐ消える事となる！

さくら：光の女神？！
　　　じゃあ、今まで私が宿してたのって神様だったの？！

ルナライト：確かに、私と4人の神はもうすぐ消えてしまいます
　　　　　　ですが、最期に出来ることがあります
　　　　　　私達が生み出せるのは精霊と妖精・・・・・

次の瞬間、4人の中から何かが出てきた

さくら：デビル！デス！シャドウ！クローン！無事だったんだ！

そう、デビル達は捕まる前、とっさに4人の体の中に入ったのだった

ルナライト：あなた達にしばらくの間だけ、私の代わりを頼みます
　　　　　　私が次に目覚めるまで・・・・・

そう言った途端、4人の体から光がほとばしり、
そこには見慣れない人達の姿があった

？：俺の名前はサマー！
　　元の名前はデビル！夏を司る精霊だ！

？：僕の名前はスノ―！
　　元の名前はデスだよ、冬を司る精霊！

？：俺の名前はフォール！
　元の名前はシャドウ、秋を司る精霊である

？：私の名前はスプリング！
　元の名前はクローン、春を司る精霊よ

デビル（サマー）は短い赤い髪に青い瞳の大人の姿
デス（スノー）は長い銀髪に黄色い瞳の少年の姿
シャドウ（フォール）は短い茶髪に緑の瞳の青年姿
クローンは長い金色の髪にピンクの瞳の大人の姿
皆それぞれ季節にあった衣装を身にまとっている
リーダーらしきサマーが

サマー：我らはルナライト様の代わりを務めるためと
　　　　　四季を司るために生み出された存在である
　　　　　貴方がたに今までの感謝の気持ちを込め
　　　　　どんな願いでも４つかなえてさしあげましょう

ヒビキ：俺もさくらに名をもらった限り従うよ
　　　　それがこの組織のルールだからな

さくら：じゃあお願い！4人を元に戻して！
　　　　ヒビキはフラワー達を救って！

4人の精霊・ヒビキ：心得た！

4人はシルフ達の体に入り、徐々に元に戻して行った
そして、フラワー達はヒビキがテレポートで檻から出した
みんな気を失っていたが無事のようだ

マルス：なぜ私たちの邪魔をする・・・・・
　　　　闇の世界になると言う事は冥界にも自由に行き来できることになる
　　　　さくらよ、自分の父親に会いたくはないか・・・・・？

さくら：会えるのならば会いたい・・・・
　　　でも！自分のわがままのために多くの命を犠牲には出来ないわ！

彼女の言葉に選ばれし者達の剣が輝きを放った
4人はその光で目を覚ました

シルフ：さくら！無事だったんだね！
　　　　石化してもずっと心配だったよ・・・・・！

リーフ：皆の話し声は聞こえてたよ
　　　　ルナライトは光の女神さまだったんだ＾＾

アクア：デビル達も正式に生まれ変わったと言う事か・・・・・
　　　　おめでとう

ホノオ：どうなるかと思ったぜ・・・・・
　　　　でも、さくらの思いはしっかりと伝わってきたぜ

4人はさくらを中心に笑いあった
だが、急にマルスが叫んだ

マルス：お前達に何が分かると言うのだ！
　　　　　息子もお前達に取られ、一人になった孤独さが分からんのか！

さくら：息子・・・・？なんのことなの？
　　　まったく知らないけど？

マルス：黙れ！黙れ！
　　　　兄上にしか私の気持ちはわからんのだ！
　　　　私の息子を返せ！

さくらが言い返そうとした時、サマーの声が響いた

サマー：その疑心暗鬼もいい加減にしろよ
　　　　　あんたの所を長い間離れていたが変わんないな
　　　　　皆に行っても何の意味もないぜ？戦いの神、マルスよ

その場にいた（マルスとサマー以外）みんなは思わず口を開けてしまった
二人は一体どういう関係なの？！

～続く～

今回は意外なところで元敵の4人が生まれ変わっちゃいました！
四季を司っていてそれぞれの性格や個性にあった季節を司っています
さて、マルスとサマーの関係は一体？！
それは次回開かれます！