～これまでのあらすじ～
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第34話　4人の女神

私の正面ではシルフ、リーフ、アクア、ホノオがダークメアと睨み合っていた

ダークメア：そこを退け
　　　　　　さもなければあの世へと送るぞ

シルフ：絶対に退かない！

リーフ：さくらさんは僕たちの事を今まで守ったりしてくれた
　　　　だから、今度は僕たちが守る番なんだ

アクア：たとえさくら以外の人間でも、生贄にされるのは絶対に反対だ
　　　　自分の欲望のために他人を犠牲にするな

ホノオ：アクアの言うとおりだ
　　　　自分のためなら何人も犠牲を払ってもいいと思ってんのか！

ダークメア：私は神なのだ
　　　　　　人の身も心も操れる、例えば・・・・・

彼がリーフに目を向けた、その途端！
手が勝手に動き出した！
剣を身構える

リーフ：何？体が勝手に・・・・・！
　　　　兄さん！離れて！

アクアに向かって思いっきり振り下ろしたのとアクアが離れたのはほぼ同時だった
だが、傷は負っていない

さくら：人の体を操るなんて随分と酷い事を・・・・
　　　たとえ神であっても許されないことよ
　　　ルナライトも許しはしない！
　　　
シルフ：すべての世界を支えている神々も

リーフ：小さな妖精や精霊も

アクア：お前の部下も

ホノオ：すべての民たちも

5人（同時）：絶対に許さないよ！

5人の体が強い光を発した
さくらはピンク、シルフは白、リーフは緑、アクアは青、ホノオは赤
その光は段々人の姿を取り始めた
そして、4人の女性が姿を現した
白い光を纏い、風の様な衣を着ている女性
緑の光を纏い、森の様な衣を着ている女性
青の光を纏い、水の様な衣を着ている女性
赤の光を纏い、炎の様な衣を着ている女性

？：私の名前はスカイ
　　空、風などを司る神です

？：私の名前はユニコーン
　　森、林、山などを司る神でございます

？：私の名前はサファイヤ
　　水、氷などを司る神です

？：私の名前はフェニックス！
　　炎、火山などを司る神なの！

この4人の女性たちは女神だったのだ！

スカイ：我らはあなた方の強い心に呼び寄せられ

ユニコーン：そして、蘇ってしまった闇の神を封印するため

サファイヤ：新たな5人の神を迎えるために

フェニックス：現われたのです

皆は開いた口がふさがらないみたい・・・・
でも、ダークメアは

ダークメア：随分と久しいな
　　　　　　　あの日からずっと人間となれ合ってたのか？

4人の女神は無視して話を続けました
フェニックスはホノオに歩み寄ると

フェニックス：久しぶりだね、ホノオ！

ホノオ：もしかして太陽の神殿の時にクイズ出した人？！

フェニックス：ＹＥＳ！あの二人は無事にカップルになったのね！
　　　　　　　今日はお祝いしなくちゃ～♪

サファイア：お姉さま・・・・用件が違います！
　　　　　　スカイ、ここに来た我らの重要な使命を果たしてから説明しましょう！

スカイ：それもそうですね
　　　　あなた方にも手伝ってもらわなければなりません
　　　　厳しい戦いになるかもしれませんがいいでしょうか？
　　　　四季の精霊、戦いの神、超能力者、勇者たちよ

5人の勇者たちは顔を見合わせ
その後に跪きさくらが

さくら：我らはあなた方に使命をいただいた者
　　　女神様の言うとおりにいたします

四季の精霊たちは別の事を口にした
リーダーのサマ―が

サマ―：我らの契約者は勇者たちであります
　　　　　契約者の意思に従う

ヒビキも、
　　　　
ヒビキ：俺の主はさくらだ
　　　　さくらの命令で行動する

そう、四季の精霊とヒビキは神の使いには属していない
だから主たちの意思に従い行動するのだ
シルフは四季の精霊に近づき、言いました

シルフ：契約者として願う！
　　　　我らと共に戦いに挑んでほしい！

四季の精霊たちはその命令を聞き、

サマ―：承知した！

スノー：神のために戦うとなれば全力を尽くすのみ・・・・

フォール：我らは主に従い3つ目の願いをかなえる

スプリング：久しぶりの戦い・・・・
　　　　　　　腕がなまってなければいいですが・・・・

さくらはヒビキにも指示を出した

さくら：私達とともに戦う事を命じます！
　　　よいですか？

ヒビキ：さくら様の願いなら叶えましょう！

スカイ：ありがとうございます
　　　　我らの使命は・・・・
　　　　闇の神ダークメアを封印すること！

ダークメアが不気味な笑い声をあげた

ダークメア：何をばかなことを言っておるのだ
　　　　　　出来るわけがないだろう？
　　　　　　お前たちはほとんど力が残っていない
　　　　　　戦うことなど不可能だ！
　　　　　　別の方法もあるがそれも無理だろう？

フェニックス：あんたこそ何バカな事言ってるのよ
　　　　　　　条件がそろった逸材がいるって言うのにまだ気づいてないわけ？

フェニックスの視線の先には私たち！

ダークメア：そいつらは神の力は少しも持ってはおらぬぞ？

サファイヤ：確かに彼女達には神の力はありませんが
　　　　　　これならどうでしょうか？

彼女が指を鳴らした途端
五つのクリスタルが姿を現した