Nicotto Town



テストの思い出

思えば私は勉強をしない子供であった。
特にテスト勉強と言うのが嫌いで、一夜漬けくらいはしようとしたが、眠気のために深夜放送すら聴いたことがない。
大概10時には寝てしまっていたのだ。
だから正直、子供に勉強せよなどと言えた義理ではないのだが。

印象深かったテストとして思い出すのは、中学の数学。
蟷螂のような印象の老先生の作られるテストは必ず問い7まで。
問い1は誰でも解ける計算問題。
問い2はちょっと難しい計算問題。
問い3から問い5まではその時の単元を理解していれば解ける筈の文章題。
問い6は高校入試程度の応用問題。
問い7は大学受験レベルの思考力が必要な問題。
と決まっていた。
毎回の平均点は40点台。
60点台になると「すごいな」と言われ、80点取れればクラス1から学年1になれる。
その代わり0点も取りにくい。
教師生活30数年の中で100点を取られた事がないのが自慢。

というテストで1度だけ89点を取ったことがある。
塾で問い7に近い考え方を聞いたことがあったかなんかで問い7を解いた。
問い6の(2)を逃した。
ケアレスミスで問い2の中の1問を落とした。
よほど嬉しくまた悔しかったらしく、その答案だけ実家に残っていた。

答案を返してきたときの先生の顔、普段ムッツリとほぼ無表情な先生がにやりと笑ったあの顔が忘れられない。

アバター
2012/07/13 19:11
つるまつさん
本当に、なんでそんなところで失敗するのだか。
あの問題さえ解ければ90点台にいっていたのに・・・
アバター
2012/07/12 01:02
あぁー、なんでケアレスミスー!
にやり、だよなあ。 こういう微妙な緊張感のある空気って好きです。



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.