黄金銃を持つボーヤ (連載 第5話)
- カテゴリ:日記
- 2012/07/25 21:51:47
「皆さん、こんばんは。 潜入リポート担当、 ジミーボーヤです!」
「皆さん、同じく こんばんは。 アシスタント担当、ボビーボーヤです!」
「つ、ついに、怪人十面相の隠れ家がある、島に上陸いたしましたよ!」
「そうですよ! 意外に早く来れましたよ!」
「でも、どうやって来たかは、秘密です!」
「そうですよ! 今回は、極秘任務ですからね!」
「でもさ、ニコットタウン内での移動方法なんて、皆さんもよく知ってるんじゃない?」
「あ、そうだね。 あまり大きな声では言えないけどね」
「そうですよ! ひそひそ声でしゃべってますよ!」
「そうですよ! 見張りや、番犬がいるかもしれませんからね!」
「こんな感じで庭の片隅に潜伏している、JBスパイスブラザーズですよ~!」
「そうですよ~、総天然素材のJBスパイスブラザーズです~!」
「それにしても、この怪人十面相の島って、庭も建物も普通だね…」
「うん。 もっと黒っぽくて、そびえているような建物を想像してたんだけど…」
「あ、でもさ、あまりそれらしいと、かえって目立っちゃうから、このぐらいでいいのかもね?」
「それもそうだね、あまり目立ったら、隠れ家じゃなくなっちゃうものね!」
「そう、その通り! って、いつまでもこんなところで、しゃっべってる場合じゃなかったね」
「うん、そろそろ潜入しないとね…」
「もし、家の中に人がいた場合、潜入リポートじゃなくて突撃リポートになっちゃうね?」
「そ、そうだね、文字通りの突撃リポートになっちゃうよね…」
「できれば、それは避けたいけど…。 無理だよねぇ…」
「うん。 家の中の電気がついてるものね!」
「できれば、オイラたちが入ろうと思ってる部屋に、誰もいなければいいんだけどね…」
「うん。 または、電気をつけっぱなしで、お出かけしちゃってるとかね!」
「いいね、いいね! その可能性に期待したいけど! でも、無理だよね…」
「うん。 この節電の時代に、その可能性は低いよねぇ…」
「と、言うわけで、まずは庭に防犯センサーが張り巡らされていないか、チェックしなきゃね」
「うん。そういえば、そんなときに便利なスパイ道具があったよね。 ええと…。 あ、これこれ! 赤外線が
見えるオペラグラス~!」
「ず、ずいぶん、おしゃれなオペラグラスだね…。 それで本当に赤外線が見えるのかな?」
「どうなんだろ? ちょっと、のぞいてみるね…」
「どう? 赤い線が見える?」
「うーん? それらしい線は、見えないけど…」
「見張りの人と、番犬はどう?」
「いないみたいよ!」
「よし! 今がチャンス! じゃあ、オイラが先に玄関まで行ってみるから…」
「え? 裏口からじゃなく、玄関から入るの?」
「そうだよ! 相手の裏の裏をかいて、玄関から入るの!」
「おぉ! 真っ向勝負だねぇ!」
「そうなの!普通のボーヤも勝負に出たわけ! じゃ、先に玄関に行って、何事もなかったら合図するね!」
「うん。 でも、落とし穴とかあるかもしれないから、気をつけて行ってね!」
「そ、そうだね。 じゃあ、注意して行ってみるね! ぬ き 足 さ し 足 忍 び 足 っと! あれ?」
「ど、どう? 無事、着けた?」
「うん。 いとも簡単に、たどり着けたけど?」
「え? そうなの? じゃあ、オイラも、そっちに向かうね! チ ヨ コ レ イ ト っと! あ、本当だ! 何事もなく来れた!」
「でしょ? でも、これからが難関かもしれないよ!」
「そ、そうだね。 まだまだ、序の口。 気を引き締めて、いかないとね!」
「と、言うわけで、次はこの厳重に鍵がかかっていそうな、玄関ドアを開けなきゃね」
「うん。 そういえば、こんな時に便利なスパイ道具があったよね。 ええと…、どんな鍵でも開けられる鍵…
どこにしまったっけな…?」
「あ、開いた!」
「え? スパイ道具を使わないうちに開いちゃったの?」
「うん。 鍵がかかってなかったみたいで、ノブを回したら開いたよ!」
「えぇ! こ、この家のセキュリティーって、大丈夫なの?」
「難なく室内に入ってしまいましたけど! まずは、室内の赤外線のチェックをお願いします~」
「はーい。 それらしい線は、見当たりません~」
「次に、スーパーミレニアムコンピューターの置いてある部屋を、探さなきゃだけど…」
「あ! この廊下の突き当たりに、研究室って書いてある部屋があるよ!」
「わお! 目指すは、その部屋ですよ!」
「じゃあ、そこまでどうやって行く?」
「そうだねぇ、スパイっぽく でんぐり返しで行くってのはどう? こんな感じでー 」
「わぁ! ジミーボーヤ、意外に上手だねぇ! 皆さんには、お見せできなくて残念ですけど!」
「よ、よし! 研究室前に無事到着!」
「ここまでは、何事もなく順調に来られたけど…」
「も、もしかして、これって罠なのかな?」
「え? 何事も起こらないのに?」
「何事も起こらなくして、この潜入ブログを、とてつもなくつまらないものにしようという、罠なのかも!」
「えぇ! そ、それは困る! おもしろ お菓子食うが、ボーヤブログのモットーなのに!」
「あ、でもさ、このまま何事もない方が、オイラたちとしては助かるよね? 」
「それもそうだねぇ。 何事もなく淡々と任務をこなして家に帰れれば、それでいいよね!」
「でも、油断しちゃいけないよ! 無事に家に帰りつくまでが、遠足ですからね!」
「え? これって、遠足なの?」
「さてと、研究室の中に誰もいないか、チェックしないとだよね?」
「こんな時に便利なスパイ道具があったよね…。 あった! 聴診器~!」
「これをドアにあてて、中の音を聞けば…。 あ、幸か不幸か、誰かの話し声が聞こえるよ!」
「え? 話し声? 中にたくさん人がいるのかな?」
「うーん? 今のところ、一人の人の声しか聞こえないけど…」
「ど、どうしよう? このまま、皆が寝静まるのを待っていられないよね?」
「うん。 一刻も早く、スーパーミレナリオコンピューターを奪ってブログを書き換えないと、金銀ボーヤが
乗った船が完全に沈んじゃうからね!」
「こ、こうなったら、突撃するしかないね!」
「でも、武器らしい物は、全然持ってこなかったけど…」
「スパイ道具の中に何かないかな…? あ! この麻酔薬入りの注射器はどうかな? ダーツみたいに、
えい!って、投げつけるの!」
「お、オイラ、運動音痴だから、うまく当てる自信ないけど!」
「それもそうだね。 一本しかないから、たくさん人がいると足りないしねぇ…」
「あとで、昆虫採集するときに使おう!」
「いいね、いいね! 他に役に立ちそうな道具はないかな…」
「ねぇ? さっきから、ケースの端に入ってる茶色い紙の包みが、気になってるんだけど?」
「うん。 オイラも気になってた。 何が入ってるんだろう?」
「開けてみよう! あッ! き、金色の銃が出てきた!」
「こ、これって、あ、あの伝説の黄金銃じゃない?」
「ど、どうしよう? ぼ、ボーヤたちが、使いこなせる銃じゃないよね?」
「あ、よく見たら、玉は出ません って、小さく書いてあるよ」
「え? そうなの? せめて、銀玉くらいは出て欲しかったなー」
「でもさ、これって、それらしく見えるから、敵を脅して武器を奪うくらいのことは、できるんじゃない?」
「そうだね! じゃあさ、オイラが勢いよくドアを開けるから、ボビーボーヤがこの銃で脅してね!」
「うん。 構え方は、こんな感じでいい?」
「それって、音は出るのかな?」
「うーん? どうなんだろ? でも、試してみるわけにもいかないよね?」
「それもそうだね。 では、ぶっつけ本番でまいります!」
「ドキドキですね」
研究室の前で今まさに扉が開きそうな感じがドキドキしますねw
黄金銃でどこまでカムフラージュ出来るかドキドキですねぇ
次のお話どうなるんでしょうJBボーヤさんたちの運命は・・・
(o´∀`o)ニコッ
少しドキドキ感を表現してみたつもりでしたが、今回は、特に何事も起こらない話で、
自信なかったんですけど…。 マジにドキドキしていただけたようで、よかったです ^^
普通のボーヤ達は、任務を無事遂行できるのでしょうかねぇ o(*・д・*)oワオワオww
普通のボーヤ達に突然巻き起こった 超非日常wwv
彼らは任務を無事遂行出来るのかWWWWWWWWWWWWo(*・д・*)oワオワオww
いつもお読みくださり、ありがとうございます ^^
話しているときは違和感なくても、文字にするとどこかおかしいですよねぇ ^^;
おもしろお菓子って、どんなお菓子なんでしょうねぇ? ヾ(≧▽≦)ノ
「おもしろお菓子食う」が気に入りましたヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
天然ボーヤたちによる潜入リポート。。。 遊びなのか? 本気なのか?
本人たちは、かなり本気だと思うんですけど。。。 ^^;
ジミーボーヤは、コンピューターの名前をうろ覚えのため、言うたびに
微妙に変わってしまっています。。。 ^m^
INしている時間だけ電気が点くようにしたら、夜更かししているのが
ばれちゃいますよねぇ ^^;
そしてコンピュータの名前が変わってるし~^m^
・・・そういえば、一晩中家の灯りって点いてるんですよね。。留守でも寝ててもね^^;