読書感想文
- カテゴリ:日記
- 2009/07/04 22:41:49
【新興宗教オモイデ教外伝①の感想】
気功と同じだというのが書いてあったが違うと考える。
気功の気には毒性はない。
メグマ(毒電波)には毒性がある。
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だけども気に毒性を与えることは可能かもしれない。
じゃあ、やはり気功の気と同じか?
あと、終わり方がむなしい残念な終わり方だった。
メグマ使いの妹尾いちごと恋をして、妹尾いちごは、メグマの能力は、封印され、
主人公の能力も役に立たずいままでの現実は、すべて白紙にされ、まったく
ストーリー的に無意味になってしまった。
事件もメグマも恋もひたかくされた。
そういう演出をこの著者、原田宇陀児(はらだうだる)は、好むのだと考える。
モヤモヤしたような思春期のような雰囲気をつくり、訴えたいのかもしれない。
【新興宗教オモイデ教外伝②の感想】
やはり、無意味な終わり方をしている。
クライマックスで事件は解決するのか、しないのかで物語は終わる。
上と同じである。
【夏目漱石の『こころ』の感想】
人のもつ闇と光が書かれている。
主人公と先生の友情と信じる心は、先生の闇、みんながこころの奥底に持って
いる、闇と対照的だ。
先生のようにみんな心の奥底に悪を持っていて、それは突然顔を出し、その人は、悪を行って
しまうというのが読み取れる。
それでもしかし主人公にも先生にも奥さん、Kにしてもみんな気まぐれで、不完全性を、もっている。
そういうところも理性主義とは真逆な人間観であり、退廃主義にある意味、通ずると考える。