ドラマ【警視庁捜査一課9係】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/08/23 06:22:48
【感想】今回はちょっとつまんない事件でした。というのも、マジパンを植木鉢の中に置き、道端で犬笛を吹くという行為自体は、何ら殺人とは関係ないですし、そもそも彼女が犬笛を吹いたという証拠は何もない。それなのに倫太郎たちの単なる推理を聞いただけで自供とか、ありえないです。よしんばマジパンを置いたのも彼女、犬笛を吹いたのも彼女だと証明できたとしても、マジパンはあの花が咲くのを心待ちにしていた彼女をちょっとからかおうとしたとか、犬笛を吹いていたのではなくソイジョイを食べていたwなどと何とでも言い訳はできますし、有能な弁護士がついていたら立件すらできないようなケースですね。何しろ犬笛は人間様には聞こえませんから、目撃者がいたとしても吹いていたなんて証言ができるはずもないのです。それと、結局真犯人は渡辺直美似の芸人でしたがw(あれまさか本人じゃないよね? 渡辺よりやや細かった気がするし) 手すりなどの指紋を拭き取った痕跡があったことから、事故や自殺ではなく殺人だと断定されたわけで、死亡推定時刻に千穂の部屋に入ることができなかった珠子は、そもそも指紋を拭う必要がないわけですよね。そこに早く気づくべきだったなw にしても杜撰な計画でしたね。彼女の言っていた通り、本気で殺す気はあまりなかったんでしょう。犬が千穂を襲うのも五分五分なら、犬がマジパンを食べるのも五分五分。襲ったからといって千穂がベランダから転落するかどうかもわかりません。この上不確かな証拠しかないので、よく犯人を追い詰められたな、というか、追い詰めるような本を書いたなと思いましたw まぁこの話は遺留捜査よろしく、被害者と残された人との間のわだかまりを消したのが、一番の見所だったと思いますが。珠子が真犯人じゃなくて本当によかったですよ。でも、だからといって事件の経過がおざなりなのはちょっといただけませんな。