～これまでのあらすじ～
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第47話　試練2（シルフ編）

シルフが立っていたのは花吹雪中学校の体育館だった
明かりがすべて消されていて、暗かったが
ステージの明かりだけはついていた

シルフ：これからどうしようかなぁ・・・・・

その時、ステージの上から声が聞こえた

？：出口さえ見つければ戻れるよ
　　私も手伝うよ

いつの間にか、誰かが立っていた
その人物は・・・・さくらだ

シルフ：同じ場所に飛ばされていたなんて・・・・・
　　　　　そうだね、二人でここを抜けだそう！

そう言った途端、体育館の明かりがついた
特に異変はない

さくら：にしても・・・・、懐かしいね＾＾
　　　私はここであなたに助けられたんだし・・・・・
　　　みんな、元気にしているといいわ

シルフ：そうだね、
　　　　もし・・・・・またもどれるんだったらこっちで生活してみたい・・・・・！

さくら：それはできない
　　　私とあなたには使命があるんだから・・・・・！
　　　それを終えない限りね・・・・

シルフ：とにかく、今回の試練をクリアするのが先だ
　　　　でも、戦う相手がどこにいるのかわからない・・・・

さくら：ｸｸｸ・・・・
　　　すぐ近くにいるんだけどな・・・・

その声は、さくらの声ではなく・・・・・男の声
振り向くと、いつの間にか剣を握っている

シルフ：やっぱり、偽物か！
　　　　いつもと話し方が違うと思ったよ・・・・

さくら（偽）：そうか・・・どうも女の言葉は嫌いでな・・・・
　　　つーか！気づいてるんだったら言ってくれよ！
　　　疲れるんだよ！

シルフ：いやー、誰かわかんないのに言えないし・・・・・
　　　　声変えてるだけで本人だったら怒られちゃうし・・・・

さくら（偽）：そういうまともな意見言われると返す言葉が・・・・・
　　　　　　とにかく！私はお前を倒す！

いきなり剣で斬りかかってきた
剣で迎え撃つ
その攻撃は早く、隙がない
でも、容赦なく迎え撃つ

さくら（偽）：ていうかさ、もしこれが操られてるだけで本人だったらどうすんの？
　　　　　　取り返し付かないよ？

シルフ：彼女を甘く見るなよ！
　　　　あいつは見た目以上に強いし、神経も力もその辺の女の子と一緒にするな！

さくら（偽）：お前・・・・本人が聞いたら泣くぞ？

シルフ：え・・・・？本当の事言ってるだけだし・・・・・

さくら（偽）：鈍感過ぎる・・・・！よく、彼女ができたな・・・・・（←あんたも失礼だよｗ）

この瞬間、偽物に隙ができた
そこをシルフは見逃さない

シルフ：「ここに吹くすべての風よ！我が命を聞き、見えぬ鎖となれ」

風が竜巻となって、相手を閉じ込める
脱出しようとするが、足が中に少し浮いているので無理
でも、なぜだかいきなり竜巻を消した

シルフ：僕は理由もない限り誰も殺さない
　　　　好きな所に行くといいよ＾＾

さくら（偽）：お前ってすごくいいやつだな・・・・・
　　　　　　よしっ！合格だ！

シルフ：合格って何がなの？

さくら（偽）：俺の本当の正体は・・・・・翼だ！
　　　　　　　認めた者にしか真の姿は見せない
　　　　　　　俺はお前を認めたから真の姿になろう
　　　　　　　女の姿はもう嫌だからな・・・・

次の瞬間、突風が起こった
思わず目を閉じる
目を開けた時、そこに立っていたのは・・・・
白い髪と銀色の瞳を持つ青年が立っていた
名前を尋ねると、無いと答えたので・・・・

シルフ：翼だから・・・・ツバサってどう？

ツバサ：そのまんまじゃ・・・・？まぁ、ありがたく受け取っておくよ
　　　　そうそう、出口の事なんだがな・・・・・
　　　　この天井全体が扉だ

シルフ：ジャンプが天井まで届くわけない！
　　　　それに、ここにある風は全部消しちゃったよ？

ツバサ：こうするればいいだけの話

彼が近づいてきたかと思うと、自分と同化した！
更に、背中には翼まで生えていたのでビックリしていた
白い色で少し羽が鋭い翼

シルフ：すごい！
　　　　なんか、ツバサの性格が表れている気がするよ＾＾

ツバサ：『誰だって気づくだろ・・・・
　　　　とにかく、早く飛べ』

シルフはいつも風に乗っていたので慣れていました
そのまま、天井に近づいていきます
女の人の声がした

？：その翼と契約しますか？

シルフ：契約します・・・・！

次の瞬間、白色の光が辺りを包み込んだ・・・・・！

～続く～

今回はシルフ編でした♪
彼の翼にも隠された真実があるのです！
さて、次はリーフ編です！　
お楽しみに(*^_^*)