露極東で対日戦勝記念式、揚陸艦北方領土訪問を中止
- カテゴリ:ニュース
- 2012/09/02 19:59:54
日本が1945年に米戦艦で降伏文書に調印した9月2日を「第二次大戦終結の日」として定めているロシアで、この日、極東各都市を中心に、戦勝記念式典が行われた。
北方領土を事実上管轄しているサハリン州の州都ユジノサハリンスクでは、戦没者の慰霊碑がある中心部の広場で、退役軍人や行政府職員らが集結。ホロシャビン州知事は「われわれの国家にとってこの日は特別だ。何年過ぎようとも、同胞や戦争で亡くなった犠牲者らの功績を思い起こす」と挨拶した。
一方、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議開催を間近に控えたウラジオストクでも、軍事パレードが行われた。
地元メディアによると、戦没者慰霊などを行う記念航海のため、北方領土を目指して先月25日に出港したロシア海軍太平洋艦隊の揚陸艦はウラジオストクに引き返した。軍関係者は「悪天候のため今年の記念航海の行事は全て中止になった」と述べた。APEC開催を前に、日露関係の摩擦激化を懸念した露側が天候を理由にして、航海を中止にした可能性もある。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120902/erp12090218490002-n1.htm