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中国人民解放軍:広州・成都・済南が実戦演習


 広州軍区は、中国南東部某地域の海岸で演習を行った。機械化歩兵師団、装甲旅団に加え空軍、海軍も加わり、作戦能力を高めた。2チームに分かれ、各種の火砲を用いて敵陣地を攻撃し、迂回(うかい)・包囲により敵側の主要兵器を無力化する演習を実施したという。

  成都軍区では、某航空旅団が昼夜を通した実戦演習を行った。防空兵力の作戦全体、反応速度、火力の充実さや正確さを検査し、能力を向上させたという。将来の電磁作戦を視野に、新しい防空指揮系統を運用した。

  済南軍区では、某砲兵旅団が4日間にわたる「遠距離火力システム」の実弾演習を実施した。16発発射したミサイルは、すべて目標に命中したとい う。火力で敵を制圧してから、部隊が数十キロメートル前進して、新たな陣地を構築する演習も行った。夜間の演習では「遠距離火力システム」が、夜間射撃に ついて新たな記録を樹立したという。

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◆解説◆
  中国は全国を7つの軍区(大軍区)に分け、それぞれの司令部に受け持ち軍区の防衛を担当させている。

  現在の軍区は瀋陽軍区、北京軍区、蘭州軍区、済南軍区、南京軍区、広州軍区、成都軍区の7つで「七大軍区」と呼ばれる。

  広州軍区の担当区域は広東省、広西チワン族自治区、海南省、湖南省、湖北省。ベトナムとの国境があり、中ソ対立が激しかった時期には、ソビエト 陣営に属していたベトナムとも激しく対立、1979年には中越戦争が発生した。現在は、南シナ海を巡る問題で注目が高まっている。司令部は広東省・広州 市。

  成都軍区の担当区域は四川省、一部地区を除くチベット自治区、重慶市、雲南省、貴州省。ベトナム、ラオス、ミャンマー、ブータン、ネパールとの国境がある。海岸線はない。司令部は四川省・成都市。

  済南軍区の担当区域は山東省と河南省。中国人民解放軍北海艦隊の海軍基地がある。陸上の国境はない。海を隔てて米軍の駐留している韓国とは最短距離にある地域。司令部は山東省・済南市。

  北京軍区が内モンゴルを、蘭州軍区が新疆ウイグル自治区と寧夏回族自治区、チベット自治区の一部を、広州軍区が広西チワン族自治区を、成都軍区が蘭州軍区担当以外のチベット自治区を担当するなどで、少数民族自治区には軍区が設けられていない。


http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0903&f=politics_0903_014.shtml


 

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