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米、周辺国を牽制 駆逐艦・海兵隊を急派


オバマ米政権はリビア大使の殺害を受けた12日、巡航ミサイルを装備した駆逐艦をリビア近海に展開した。また、海兵隊の対テロ警備部隊をリビアの首都トリポリに急派した。周辺諸国に潜む反米武装組織の動きを牽(けん)制(せい)する狙いとともに、在外米国人の安全を確保するとの強い意思を示した形だ。

 「国民の安全に集中し、すべての情報を集めて、国益を前進させるのが大統領としての私の義務だ」

 オバマ大統領は12日、襲撃犯を特定するため情報収集を急いでおり、必ず裁きを与えるとの決意を改めて強調した。

 米メディアによると、公務中の大使が殺害されるのは1979年の駐アフガニスタン大使以来。米中枢同時テロから11年の9月11日(現地時間)に領事館襲撃で4人が殺害された事件は、米国への実質的な「戦争行為」(ジュリアーニ前ニューヨーク市長)との認識も広がっている。

 米海軍が展開したとされる駆逐艦は、巡航ミサイル「トマホーク」を装備。米側は「特定の攻撃目標があるわけではない」としており、すぐに攻撃が実行される可能性は低いとみられるが、軍事専門家は「大統領が決断すれば攻撃可能な態勢が整う」と指摘する。

 米紙USA TODAY(電子版)は、1980年の大統領選で再選を目指したカーター大統領が、イランの米大使館人質事件で、軍事力による奪還を最終的にあきらめて対応を誤り、「転落を招いた」と指摘。現職大使が犠牲になった今回の事件で同様の批判を受けるのは避けたいと考えたオバマ陣営が、これらの措置を取った可能性が高い。

 オバマ大統領は昨年3月に多国籍軍がリビア軍事作戦を開始した際、指揮権を北大西洋条約機構(NATO)軍に初期段階で移譲する「後方からの指揮」を徹底。保守層から「弱腰」との批判を浴びた。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/amr12091401220002-n1.htm



 

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