ドラマ【平清盛】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/09/17 07:00:41
【あらすじ】京の鞍馬寺では、源義朝の子・遮那王が修行に励んでいた。遮那王の母・常盤はあえて彼に自分の父が義朝であることや、清盛が父の敵であることを教えていなかった。清盛は福原の別邸に後白河上皇を招き、千僧供養をおこなった。大勢の僧たちの中心には、僧侶たちを束ねる導師・比叡山延暦寺の明雲がいた。後白河上皇は、明雲と清盛の関係が突然、親密になったことを不審に感じていた。清盛は大輪田泊の改修に本腰を入れるため、福原に移住。京の留守は任せたと、重盛に平家の棟梁の座を譲り渡す。
【感想】まず軽く気になったことが2点。1つは、遮那王ですが、やはり鞍馬山で天狗と遊び超人的な動きを身につけたという伝説をとるんですかねw こけそうになった僧を写経か何かしていた遮那王が一瞬で支えたところを見ると。この遮那王というのは稚児名であり、当時遮那王は鞍馬寺の稚児だったわけです。稚児というとどうしても僧侶の男色対象と考えがちですが、稚児にもいろいろあって、恐らく何の仕事もしてなそうな遮那王は、そういった対象にはならない上稚児であったと思われます。あと、義経とは縁が深い弁慶も稚児出身だそうですが、こちらは乱暴者で比叡山から追い出されたそうですw さて2つ目は、えらい外見になった滋子w まさか眉を剃って殿上眉を描くとは思いませんでしたよ…。あれをやると、かなりの美人でも滑稽に見えますよね。何故この時代の人たちはあれをよしとしてやっていたんだろう…。謎すぎる。このドラマではお歯黒も再現していますが、あれも明治時代くらいまでは既婚女性がやってたんだよなぁ。意味がわからない…。ブサイクに見えるだけじゃないか。手間もかかるし体にも悪そう。まぁ、虫歯を隠すことはできたかもしれませんが…。さて本題。今回はわりと面白かったですね。ようやく松ケン清盛にも貫禄が出てきたかなw つーか、重盛が情けなさ過ぎるんですよね。大胆な父と朝廷や貴族たちの板ばさみになり、神経をすり減らしています。この人は本当に、武門の棟梁には合いませんね。しかも母の身分が低く死別しているし、同腹の弟もすでに他界しているので、彼をしっかり支えてくれる身内がいません。時忠や滋子と血のつながりがある宗盛の方が、多少能力は低くても身内が彼を支えてくれそうなので、棟梁としてはよかったんじゃないでしょうかね。当時どうしても長子が世継ぎにならなければならないという風潮でもなかったみたいですしね。清盛は後継者には恵まれなかったんだな。相続という一族の大事な時に、福原に引きこもって日宋貿易の発展に尽力などせず、もっと平氏の地盤をしっかりと支えていれば、平氏が滅ぶことはなかったかもしれないですね…。このドラマからはわかりづらいですが、いかに清盛が平氏や朝廷にとって大きな影響力を持つ大人物だったかが、後に清盛が死去してからあっという間に滅んでしまったことでわかりますよね。特に面白かったのは、比叡山の明雲との駆け引きや強訴のくだり。当時の大きな寺の僧侶が、朝廷をも屈服しかねない大きな力を持っていたことがよくわかりますよね。焼き討ちにした信長の気持ちもわかるってもんです。
義経が後白河に毒されて頼朝に追討されるのは、
平家滅亡後からですから、そこまではやらないかも?
史実では後白河はもうおっさんなのですが、
ドラマでは27歳の青年が演じているので、
神木クンとの絡みは面白そうではあるのですがw
山法師、特に叡山なんかは門前町も含め、寺を中心とした
宗教的都市国家のような存在だったそうです。
見えちゃうのですね、驚きました^^;
神木義経も登場して今後が楽しみですが
これから後白河法皇の毒牙にかかる?のかのと思うと涙ぐんじゃいそうです。。。
山法師って、神仏に仕えるというよりは、権勢欲旺盛な人間臭い集団だったんですねw(゜o゜)w