カブールで航空会社の外国人狙い自爆テロ
- カテゴリ:ニュース
- 2012/09/18 21:54:43
アフガニスタンの首都カブールにあるカブール空港の近くで18日、民間航空会社の外国人従業員を乗せたミニバンが自動車爆弾による自爆テロに遭った。フランス通信(AFP)が警察当局などの話として伝えたところによると、南アフリカ人8人とアフガン人の通行人ら計12人が犠牲になった。
ヘクマティアル元首相が率いるイスラム過激組織ヒズビ・イスラミ(イスラム党)が犯行を認めた。自爆犯は22歳の女性で、反イスラム的な映画が米国で制作されたことへの報復だとしている。同組織は、イスラム原理主義勢力タリバンとは協力関係にあり、犯行声明を出すのは異例。
アフガンでの映画制作への報復としては、ヘンリー英王子が派遣されている南部ヘルマンド州内の基地を自爆用ベストを着た武装勢力メンバーが襲撃した事件が起きているが、単純な自爆テロ事件は今回が初めてとみられる。
アフガン北部クンドゥズでは18日、映画に抗議する大学生数百人が反米デモを行い、警官隊に投石するなどして暴徒化した。アフガンでデモ隊が暴徒化したのは17日のカブールでのデモに続き2日連続となった。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120918/asi12091818540002-n1.htm