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アメリカが中国に“尖閣は日米安保内”と釘を刺す


アメリカのパネッタ国防長官は、中国の次の最高指導者への就任が確実視されている習近平国家副主席に対して、沖縄県の尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲内だと説明し、日本とのこれ以上の緊張を避けるよう促していたことが分かりました。

これは、アメリカ国防総省の高官がNHKに対して明らかにしたものです。それによりますと、アメリカのパネッタ国防長官は、19日、訪問先の中国で習近平国家副主席と会談した際、尖閣諸島を巡る日中の対立について、「両国の話し合いによる平和的な解決を望む」としたうえで、尖閣諸島は日米安保条約の適用範囲内だと直接説明したということです。
そして、「アメリカは安全保障条約の責任がある」として、仮に軍事的な衝突に発展すれば、アメリカも関与せざるをえない」という認識を伝えたということです。
パネッタ長官は、中国の梁光烈国防相らにもこうした考えを伝えたということで、アメリカとしては、中国政府の指導部に日本に対する条約上の義務を直接説明することで、中国が挑発的な行動に出ないようくぎを刺すねらいがあったものとみられます。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120921/k10015180901000.html


レオン・バネッタ国防長官はアメリカ合衆国の連邦政府において国防政策を担当し、ペンタゴンの

トップとして、陸軍、海軍、空軍、海兵隊および州兵の統括をする行政長官です。

これまで中国の説得をしていたのは、国務大臣(日本の外務大臣のようなもの)のヒラリー

クリントンさんでしたが、軍事的挑発を繰り返す中国に対して、アメリカ国防省トップを

派遣しました。

しかしレオン・バネッタ氏は穏健派で有名な国防長官です。

NHKのニュースではバネッタ長官が一方的に日米同盟を強調したかのようなニュース

ととる人も居るかもしれませんが、アメリカの情報誌ディフェンスニュースによると、バネッタ長官

はアデン湾に出没する海賊を共同で撃退した9月18日のブログに書いた米中共同作戦後の

中国の視察を兼ねて中国の北方艦隊を訪問し、新型フリゲート艦や潜水艦を見たついでに

中国側に釘を刺しているようです。

http://www.defensenews.com/article/20120920/DEFREG03/309200005/China-Opens-Naval-Base-U-S-Defense-Chief?odyssey=mod|newswell|text|FRONTPAGE|s


ディフェンスニュースにも書いてありますが、アメリカは中国の急成長する軍事力に懸念を

懐いている事には変わりないと思います。

ただバネッタ長官はすぐに開戦するのにも、今はアメリカ軍の艦隊が中国に集中配置出来ない

状態で、戦力を分散したまま片手間に戦って無駄に消耗するのは避けたい所でしょう。

北方艦隊視察時の挨拶でも言っていますが、「我々がアジア太平洋地域への軍事バランス

の再編成は、中国の軍事力を封じるものではありません」と言うのはリップサービス等では

無く、現実にすぐに戦うための資金調達が難しい状態にある事を物語っています。

戦争をするのに正義を語る口だけでは1本数億円もするミサイルを大量に調達することは

出来ません。

9.11テロの様な国民が震え上がって国防費を慌てて払ったアフガニスタン紛争ですら、

大統領が武力容認法に署名するまでに1週間、空爆開始までに1ヶ月の準備期間が必要でした。

ましてや日本には、昨年3月11日の東日本大震災でアメリカ軍がいち早くトモダチ作戦を決行し、

8000万ドル(約68億円)ものアメリカの税金を投入し(思いやり予算で取り返すと思いますが)

アメリカ国民の懐からお金を一時的にせよ払ってもらったぱかりですから、ヤギしか居ない

ちっぽけな島を守るために、中国のやたらと数だけ多い大艦隊とミサイルの打ち合いをした

時に発生するだろう数兆円のお金を集めるのには1ヶ月やそこらでは集金が不可能だと

思われます。(尖閣の石油が取れてもアメリカが儲からないと言う意味で)

今回のバネッタ長官の中国訪問はアメリカ側から時間稼ぎに送り込まれた感がぬぐえません。

 

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