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米、アフガン増派部隊の撤退完了


パネッタ米国防長官は20日に発表した声明で、オバマ政権が増派したアフガニスタン駐留米軍部隊3万3千人の撤退が完了したことを明らかにした。オバマ大統領は以前から今月末までの撤退完了に言及しており、11月の大統領選を前に公約を果たした形だ。一時は約10万人に達した米兵は、今回の撤退完了で約6万8千人に削減された。

 パネッタ長官は、米軍増派がイスラム原理主義勢力タリバンの「勢いを反転させる目的を果たした」と強調し、国民の75%がアフガン治安部隊の活動域内で日常生活を送れるまで治安が回復したと指摘した。増派された約3万人の部隊のほとんどは、タリバンの勢力が強いアフガン南部に投入され、タリバン一掃の戦闘任務を担っていた。

 オバマ大統領は安全保障面での重要な1期目の成果として、イラク戦争の終結や出口戦略を見据えたアフガンでの戦争からの「責任ある撤退」、ウサマ・ビンラーディン容疑者の殺害などを掲げている。

 ただ、最近ではイスラム社会に広がる反米感情に呼応するかのように、アフガン治安部隊の隊員が国際治安支援部隊(ISAF)隊員を襲撃する「内部攻撃」が多発している。

 オバマ大統領は2014年末までに駐留米軍の戦闘部隊を完全撤退し、戦闘任務をアフガン部隊に任せて後方支援に完全移行する出口戦略を描いているが、相次ぐアフガン部隊の“反乱”で米軍と部隊の共同作戦を縮小するなど、実現には不透明感も漂い始めた。

 共和党のマケイン、グラハム両上院議員らは20日までに連名で声明を発表し、米国には「アフガンで失敗に向けて突き進む余裕はない」と述べ、拙速な部隊撤退の一時停止を要求している。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/120921/asi12092122490003-n1.htm


 

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