海に生きる 千年の共和国ヴェネチア①
- カテゴリ:日記
- 2012/09/23 20:47:39
ゲルマン民族の大移動に追われ、海に押し出された人々がいた。
彼らはラグーナ(潟)と呼ばれる湿地帯に、無数の杭を打ち込み、なんとか自分たちの住処とした。
小麦すら実らない海に面した土地で、彼らは海に出て海と共に生きる道を選ぶ。
こうして海洋国家、千年も続く共和国、ヴェネチアが誕生した。
http://www.go-venezia.com/index.html
先週の日曜日、ヴェネチア展をみてきた。
ヴェネチア共和国、千年の歴史と、芸術、工芸、経済と多岐にわたる展示だった。
絵画展と勘違いして見に来たら、ちょっと面食らうかもしれない。
共和国の歴史に興味がある私には、とても面白い内容だった。
たとえば、ヴェネチア発行のデュカート金貨。
最初に発行されてから250年間、金の含有率が全く変化しなかった。
他の時代でも、含有率はほとんど変化無し。
それが証拠に、イスラム圏ではごく最近までヴェネチア発行の金貨が流通していた。
発行元の共和国がナポレオンに滅ぼされ、百年以上たっていたの
にだ・・・その信用度の高さには恐れ入る。
どの国家も経済が怪しくなると、金貨の金含有率が下がる。
それがさらに経済混乱を招くのだが。
千年の貨幣の信用は、国本体が無くなっても消えなかった。
ヴェネチア共和国は、欧州の歴史上でもユニークな存在だ。
戦国乱世が長らく続いたイタリアの都市国家が、巨大化する欧州の国家に屈する中、強大な海軍と経済力を武器に独立を守りぬく。
宗教という強大な精神世界の王にも屈しない。
現在でも困難な完全なる宗教分離政策をとり、独裁者が出現せぬように、複雑な政治体制を作り上げた。
政治を担うのは選挙権をもつ市民と呼ばれた存在だが。
彼らは権利にともなう義務を怠ることがなかった。
成人とみなされるやいなや、ガレー船に弩兵兼船の漕ぎ手として乗り込み長い航海へとでる。
交易と商売で一財産つくるまで、帰還することはない。
「東方見聞録」で有名なマルコ・ポーロもこうして旅立った一人だ。
ヴェネチアの運河に浮かぶ黒いゴンドラ。
もう定番イメージだからね。
それにこの街は車が走れないから、ゴンドラは必需品^^
チャンスがあったら、海外旅行や留学は是非行ってくださいね。
私もゴンドラのイメージがすごくあります。
将来はグローバルの人間になって訪問したいです。
たいへんお待たせしました。
久しぶりな私らしいレポートブログです^^
この続きは今度の週末にアップしますから。
らてぃあさん
ルネッサンス期のヴェネチアの絢爛さはすごいですよね。
どの国、どの地域にいても「ヴェネチア人」の誇りを忘れない生き方。
見習うべきとこは多いと思います。
カーヤさん
「ベニスよりヴェネチアって言葉に、すばやく反応するようになりましたw
ワインのラベルなら、イタリア語がわかります^^;
かおりんさん
あ、好きに偏った情報のアウトプットです^^;
勉強になるかどうかw
それでも、自分の知っていることを自分の言葉で書くのは快感です。
えっ? 東京の展示は終わったはずw
カズさん
そうですか?
ヴェネチアングラスに、仮面の謝肉祭に、水没しゆく都。
浪漫たっぷりですよw
沙羅さん
江戸時代のまともな小判は慶長だけとかなんとか^^;な状態らしいねえ。
ヴェネチアングラスで、北イタリアの赤ワインを飲んでみたいなあw
もちろん、カナル・グランデが見えるヴェネチアの豪華な宮殿ホテルで^^
水の都、ヴェネチアがどうして出来たのか?
歴史の勉強をしてないと分からないような事を
分かりやすく教えて頂けるので、自然と勉強させてもらっています。
1度は行ってみたい場所ですね。
あの街はどこをみても絵になります・・・憧れ♪
文化も華やかですよね。
やっぱり、ラトさんはこういうブログが生き生きしていて、行間もとっても楽しそう ^^
①~・・・ いくつでも、たくさん書いて下さいねv 楽しみv たのしみ~~vv
それだけでも称賛に値する凄い国や~~
水の都、ヴェネチア・カーニバル、仮面舞踏会、そしてヴェネチアン・グラス❤
行ったことないんやけどねw
今はゴンドラのイメージしかありません(>_<)
今日から東京で開催してるんだね~w