安保理決議、紛争地の子供攻撃非難 中ロは棄権
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- 2012/09/24 22:59:57
国連安全保障理事会は19日、紛争地域の子供の保護に関する会合を開き、武装勢力による徴用や殺害、性暴力、学校への攻撃などを強く非難する決議を賛成多数で採択した。15理事国中11カ国が賛成し、ロシア、中国、パキスタン、アゼルバイジャンが棄権した。
決議は各国に、国内法や国際法に基づいて加害者の刑事責任を追及するよう求めた。6月に国連が発表した報告書は、パキスタンやアフガニスタンで子供による自爆テロが行われていると指摘、決議は同報告を熟慮するとした。子供と武力紛争を担当する事務総長特別代表の役割の重要性も強調した。
非常任理事国のパキスタンは報告書を「不当で誤解を招く」と批判し、中国もパキスタンでの問題はテロで紛争とは違うと主張。ロシアは特別代表の権限を限定するよう求め、それぞれ決議に賛成しない理由を明らかにした。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120920/erp12092014370005-n1.htm