南北スーダン:国境に非武装地帯 両大統領が合意
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- 2012/09/27 22:07:27
国境地帯での衝突が続いてきたアフリカ東部スーダンと南スーダンが26日、国境地帯に非武装緩衝地帯を設置することで合意した。これにより南スーダン側での石油生産が再開される見通しとなったが、課題の係争地の帰属や国境画定などでは合意できず、衝突の火種は残されたままだ。
エチオピアの首都アディスアベバでスーダンのバシル、南スーダンのキール両大統領が合意した。
南スーダンは昨年7月にスーダンから独立したが、両国経済の要である石油を巡り、油田の4分の3がある南側と、パイプラインでつながれる輸出港を持つ北側が、石油収入の分配比率交渉を重ねてきた。
しかし、スーダン側が提示するパイプライン使用料を南側が「高すぎる」と拒絶。スーダン側が南からの石油を接収すると、南側は今年1月、石油生産を停止。両国経済は悪化し、3月以降、国境地帯での両国軍の衝突が頻発していた。
http://mainichi.jp/select/news/20120928k0000m030030000c.html