中国、日本こそ「国際法順守」を
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- 2012/09/27 22:16:31
中国外務省の秦剛報道局長は27日、野田佳彦首相がニューヨークでの国連総会一般討論演説で領土紛争に関して「国際法に従い平和的な解決を図る」と強調したことに対し、「世界の反ファシズム戦争勝利の成果を公然と否定し、戦後国際秩序への重大な挑戦を行っている」と批判し、日本こそ「歴史を直視し、国際法理を切実に守らなければならない」と強烈な不満を表明する談話を発表した。
秦局長は「歴史的事実や国際法をごまかし、公然と他国の領土主権を侵犯した」として日本政府による尖閣諸島国有化を非難。その上で「領土主権を害する一切の行動を停止しなければならない」と強調した。
秦局長は同日未明に発表した談話では日本を名指ししていなかったが、昼すぎに改めて出した談話では日本側の主張に全面的に反論した。藤村修官房長官が同日午前の記者会見で「的外れ」と批判したことから、よりトーンを強めたとみられる。
(2012/09/27-13:46)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012092700464