フィリピン「中国無人機、領空侵犯なら撃墜も」
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- 2012/09/28 19:57:49
中国国家海洋局が今月23日、フィリピンと領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名:黄岩島)周辺などの監視に無人航空機を投入する計画を発表したことに対し、フィリピン当局が「領空侵犯時には撃墜もあり得る」と警告を発した。
フィリピン国防省のガルベス・スポークスマンは25日、同国大手テレビ局GMAとのインタビューで「中国の無人航空機が自国の領空や公海の上空を飛行するなら問題はないが、わが国の許可なくフィリピン領空に入ってくれば、撃墜する可能性もある」と語った。「こうした状況による事態の悪化は紛争の平和的解決に役立たない。われわれは全ての当事国が地域の安定に向け努力するよう願っている」と述べ、中国の動きをけん制した。
中国国家海洋局は23日、沿岸の海域を無人機で上空から監視するシステムのテストを江蘇省の連雲港市で終えた。2015年までに中国東部の沿海部に無人機の基地を建設し、スカボロー礁、尖閣諸島(中国名:釣魚島)、韓中が管轄権を争う離於島(同:蘇岩礁)、南シナ海の島など「中国の管轄海域」全体を監視するとの方針を示している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120927-00000515-chosun-kr