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イラン核阻止、軍事攻撃期限は来春


イスラエルのネタニヤフ首相は27日の国連総会一般討論演説で、イランの核開発を巡り、ウラン濃縮度が核兵器転用可能な段階に近づく来年春ごろを、イランとの交渉に見切りを付けて軍事攻撃に踏み切る期限とすべきだとの考えを示した。

 対イラン攻撃の具体的な期限を提案したのは初めて。期限設定に反対する米オバマ政権に方針転換を迫り、イランへの圧力を高める狙いとみられる。

 演説でネタニヤフ首相は、これまでの米国などによる経済制裁がイランの核開発を止められなかったと指摘。「核爆弾入手を平和的に防ぐ唯一の方法はレッドライン(越えてはならない一線)の明示だ」と述べ、イランに軍事介入する期限を設けるよう主張した。首相は、イランが進めているウラン濃縮の見通しを、図表を使って説明。濃縮度70~90%の高濃縮ウラン生産が「来春か来夏までに完了する」との見通しを述べ、これを軍事行動に踏み切る期限にするべきだと主張した。
(2012年9月28日11時31分  読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120928-OYT1T00489.htm



イランは世界全ての石油の10%の埋蔵量があると言われ、日本にはサウジアラビア、アラブ

首長国連邦に続いて3番目に多い石油を輸出している国です。

国連でアメリカ陰謀説を唱えたり、危険な発言を繰り返すマフムード・アフマディーネジャード

大統領が有名ですが、最高指導者はアリー・ハーメネイー氏で、イランのイスラム革命

を起こし、現在でもアメリカが罰当たりだから世界の3分の1を滅ぼすと言って居るとんでも

無く危ない人なので、ハメネイ氏に比べたらアフマディーネジャード大統領は随分穏健な

方です。 と言うか最高指導者が危なすぎるので、大統領がアメリカとの真ん中に入って

中間的な発言をしても、とても危ない発言になります。

また中間的な発言をして調整をしようとするため、ハメネイ氏ともアメリカ側とも軋轢を生み、

最高指導者ハメネイ氏によって側近が拘束され大統領自身が危険な状態になっています。



イランは資源大国で石油も大量にある豊かな国・・・ と言いたいところですが、実際には

施設が老朽化し、発電量が少なく電力不足のため2008年以降1日に2時間程度の計画

停電をイラン全土で行っています。

地面の下に豊かなエネルギー資源を持っているものの、国際取引で原油価格が高騰し

隣国パキスタンでも慢性なエネルギー不足であることから、電力を分けていたりする事も

イランのエネルギー不足に拍車をかけ、自分の国で掘った石油の価格を先進国の投資家

の取引で決められてしまっている為、自国の貧しい人がガソリンを買えなくなる程原油が高等

してしまい、それでは生活に困るのでイラン政府が補助金を出して国内のガソリン価格を

下げているものの、イランの財政赤字がどんどん脹らみ、自分国でで取れた石油を使うと

どんどん赤字が増えると言う悪循環になってしまっています。



イランでは石油を使うと借金が増えるから、原子力にしたらこの問題は解決するとして、

原子力発電の開発に着手しましたが、原子力の技術は何処の国も教えてくれません。

その為イランに原子力発電の方法を教えてくれる国を探したところ、世界で唯一中国が

それに答え、中国の技術で核開発を進めました。

中国は近年軍事力を増大させているため、アメリカと表面的には仲良くやっていますが、

アメリカは日本、韓国、フィリピン、ベトナム、シンガポール等の国と中国包囲網を作って

威嚇をしようと試み、中国も周りの国に核技術を売ったりして、アメリカと戦う準備を着々と

進めている状態でした。

こんな世界情勢の中でのイランに核技術供与は、まさに中国の仲間に入ったとみなされ

てしまったのです。

そこでアメリカは直接中国に圧力を掛けると中国との全面戦争になってしまうのですが、

当時アフガニスタンやイラクに軍隊を派遣して軍事費が対中国にうまく回せず、準備不足

で中国との戦争になれば、ベトナム戦争同様、兵器の性能では勝っているのに戦争で

負けると言う数で押される嫌な構図になって苦しい状態に追い込まれてしまうため、中国

に直接圧力をかけるのではなく、イランに対し核を放棄しないから経済制裁しますと言って

原油の販売価格と量を国連で勝手に決めて、お金儲けが出来ないようにしました。



さらにこれに対していきなり全然関係ないはずのイスラエルが、「イランは核兵器を保有して

ユダヤ人を殺すつもりに違いない!」 と言い出し、核施設を破壊すると言い出しました。

インドやパキスタンも核を保有していますが、パキスタンはアメリカ軍に駐留させ、インドは

米印原子力協定を結ぶなどして自国の核が安全に使われている事を証明していますが、

イランは1970年以降、イスラム革命でアメリカと対立していることもあり、米軍を招いたり、

インドの様に核武装することで中国を牽制すると言う約束も、中国からの核開発技術供与を

受けている立場から出来ませんでした。


そんな状態でイラン大統領は国内外の調節をするため、国内のイスラム原理主義と、

アメリカの意見を取り入れてなんとか調節しようとしましたが、逆にイスラム原理主義の

最高指導者ハメネイ氏を怒らせてしまい、ハメネイ氏が石油タンカーがどうしても通らなければ

いけないホルムズ海峡に機雷をばら撒いて通行止めにすると言い出し、アメリカ側がそれを

聞いて激怒、封鎖の危機に対して軍隊を派遣。 軍事演習を次々と行って威嚇しました。

アフマディメジャド大統領はハメイニ氏の説得を試みましたが、逆に国会の3分の1が

ハメイニ氏の味方になってしまい、国会でホルムズ湾封鎖決議が通過してしまうまで

酷い状況になり、今回のニュースでは 来年の春までに原子力発電所を閉鎖しないと

イスラエルが空爆をすると言って居るようです。



イランはイスラム原理主義と中国と言う国際社会のトラブルメーカーを2つも抱え、

来年の春には戦争になるかもしれません。

日本も空気が読めないと尖閣問題で中国とアメリカの戦争の最先端で新型兵器を持っている

から勝てるとか言いながら、ベトナム戦争の様に泥沼に引き込まれ、数で押されてむやみに

戦費を消耗し、尖閣諸島の石油に核攻撃されて取れなくされ、大きな借金だけ出来て何の

メリットもなく泣きを見る事になりかねません。

戦争はミサイルを撃ち合うだけが戦争でなく、お金を集め、燃料弾薬をそろえ、絶対に負け

ない状態にしてから戦わなければ、国土が灰になるだけです。

準備もなしに口だけで1発数億円のミサイルをバンバン撃てると思わず、じっくり何年も掛け

1回の戦争に掛ると思われる数兆円~数十兆円のお金を準備して、徹底的に相手を叩きのめす

だけのものを用意しなければ、相手だってもう少し頑張れば引き分けに出来ると思ったら

負けを認めず撤退すらしてくれないでしょう。

ちなみに1991年の湾岸戦争(約半年間の戦闘)で800億ドル(約6.2兆円)かかり、

泥沼化したアフガニスタン戦争では1兆ドル(約78兆円)の戦費が掛りました。

アメリカは今、その巨大な軍事費で今度は中国封鎖を狙い、イランと北朝鮮と言う取り巻きの

国からじっくりと攻略して行く予定のようです。

この空気が読めないどこぞの議員は本当に糞です。

でも同じ空気が読めない台湾は面白いからゆるすw

 

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