ソマリア、ケニア軍がキスマユ総攻撃
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- 2012/09/29 23:01:35
アフリカ東部ケニアからの報道によると、ソマリアのイスラム過激派アルシャバーブの「最後の要衝」南部キスマユに対し、ケニア軍は28日、総攻撃を行った。市の東方の海岸から強襲揚陸作戦を展開。包囲していた部隊が南北から進撃した。一方、アルシャバーブ側は徹底抗戦を主張した。
ケニア軍によると、上陸作戦開始は28日午前2時(日本時間同8時)。ケニア軍報道官は英BBC放送に対し「ケニア軍は既にキスマユ市内に展開した」と述べたが、全域の残存勢力掃討には時間がかかる可能性がある。アフリカ連合(AU)のソマリア平和維持部隊(AMISOM)も「突入成功」と声明を出し、「キスマユに残る全民兵は武器を放棄せよ」と呼び掛けた。
これに対し、アルシャバーブのスポークスマンは「われわれの兵は全域に展開中だ」と強調。同派の影響下にあるキスマユのラジオ局も放送を続け、住民に銃を手に戦うよう呼び掛けた。住民の一人はロイター通信に電話で「銃を持った民兵がまだ市内にいるが、士気が高いようには見えない」と語った。
(2012/09/28-21:29)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012092800656