戦闘で「世界遺産」焼ける シリア・アレッポの市場
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- 2012/09/30 22:49:34
シリア北部アレッポで続くアサド政権と反体制派の戦闘により、旧市街にある中東有数のスーク(市場)で28日から29日にかけて火災が発生、数百軒に被害が出たことが30日までに分かった。
スークは国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産として登録されているアレッポ「古代都市」の一部で、アレッポ観光の目玉の一つとなってきた。
彫刻が施された木製の扉が焼けたり石壁が黒焦げになったりし、ロイター通信は、地元の活動家の情報として推定700~1000の店が被害を受けたと伝えた。
スークは屋根付きで石造り。長さ約1キロのメーンストリートを中心にアーチ形の細い路地が広がっている。中世の建築様式が良好な状態で保存されていることで有名。
直接の出火原因は不明。現場周辺では砲撃や銃撃戦が続き、消火作業が進まなかったという。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120930/mds12093023190001-n1.htm