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シン・ドラマ汁


ドラマ【平清盛】

平清盛
NHK 日曜夜8時~
【あらすじ】後白河法皇と宋人との面会を成功させた清盛は、宋船を福原に直接、入港させようと考える。そのため、大型船が入れるように大輪田泊の改修工事を兎丸に急がせる。そのためには波よけの堤防が必要だったが、兎丸はその工法が分からず、試行錯誤を繰りかえしていた。京では、清盛から都での務めを果たすようにと言われた時忠が、禿と呼ばれる身寄りのない子を密偵として町中に放ち、清盛の国づくりに異を唱える者を容赦なく断罪していた。

【感想】今回も面白かったです。このところ清盛にしてはクオリティの高い回が続いてるなw さて今回目立ったのはやはりあの赤い装束におかっぱの、禿(かむろ)という少年たち。見た目は中性的ですが、14~16歳くらいの男の子だったそうで、平家物語に登場するらしいです。平家物語はストーリーをドラマチックにするため創作的な面が強い作品なので、本当に存在したかどうかはわかりませんが、似たようなシステムは存在したのかもしれませんね。ただし、これを時忠が命じていたという話はないようです。平時忠は、名前からして平氏一門に思えますが、清盛の継室・時子の弟であり、時忠、時子の姉弟は同じ平氏でも武士ではなく下級貴族なのです。また、ドラマでは平氏一門にどっぷり浸かっているように見えますが、実際に時忠が一番肩入れしていたのは、異母妹・建春門院滋子とその子・高倉天皇でした。恐らく彼は、清盛の伊勢平氏ではなく、自分の堂上平氏の繁栄を望んでいたのでしょうね。そして、政治家としてはかなりの手腕の持ち主でもあったようで、清盛と後白河のどっちにもつかず、うまく切り抜けていたようです。ドラマでも発言していた通り、有名な「平氏にあらずんば人にあらず」というセリフは彼が言ったものでした。この時は清盛サイドにいたんでしょうねw とにかく、頼朝や義経、清盛のようなヒーローやアンチヒーローみたいに目立つ存在ではありませんでしたが、ドラマの中でもそうであるように、癖が強く知恵が働き人間臭い人物だったようです。今回のラスト、ついに義経と弁慶が出会う五条大橋のシーンでしたが、いいとこで終わりましたねw 続きが楽しみです。また、次回はついに兎丸が離反? しかし兎丸って実在の人物ではないんですよね。それっぽい人がいたことはいたんでしょうが、兎丸の今までの言動を見るに、やはり架空の人物と断定するよりないと思います。そのへんはどう処理するのでしょうか…。あまり期待はしていませんけどw




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