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米軍:最新鋭ステルスF35中国にらみ嘉手納配備へ


 カーター米国防副長官は3日、ワシントンで講演し、米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35を米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に配備する方針を表明した。

 機数や時期には言及しなかったが、普天間飛行場(同県宜野湾市)への配備が進む新型輸送機MV22オスプレイの安全性をめぐり懸念が広がる中、地元の一層の反発を招く可能性がある。

 F35の嘉手納配備は軍備拡張を続ける中国軍を念頭に置いた措置とみられる。カーター氏は、アジア太平洋地域重視の国防戦略を踏まえ「最新装備を同地域に最初に配備する」と強調した。


http://mainichi.jp/select/news/20121004k0000m030110000c.html



F-35ライトニングⅡは、総合打撃戦闘機計画に基づいて開発された多用途ステルス戦闘機です。

HUD(ヘッドアップディスプレイ)を採用せず、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を採用した

為、ミサイルの照準器がヘルメットに内蔵され、全方位360度の映像がヘルメットに表示される

システムを搭載。 F-35専用のヘルメットが必要となっています。

操縦桿は座席の右側にあり、まるでガンダムのコックピットの様なデザインです。

機体下部にある攻撃用センサーは、カメラと赤外線レーザーを組み合わせたセンサーで

夜間偵察任務の時でも画像を録画でき、攻撃に使うミサイルや爆弾の命中も確認できる

仕様となっているようです。

F-18と入れ替えで使うように設計されたのですが、F-18が5700万ドル(45億円)

なのに対し、開発費が3850億ドル(約31兆円)にも達してしまった為、どんなにコストダウン

しても1億2200万ドル(約96億円)より下がらず、実際に作り始めると構造が複雑で

特殊な作りが仇となり、150億円ほどになる見通しです。

日本では100億円程度で購入の予定でしたが、4機購入予約をした時点で価格が上昇

した上、攻撃ソフトウェア「ブロック3」の完成予定が2017年となっていることなどから、

F-4Eの老朽化による入れ替えに間に合わず、F-2の再調達をする案が出ていますが、

2011年度の国会では予算が下りて居ません。

 

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