ガラスの靴
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/10/04 08:15:02
シンデレラの残した
ガラスの靴
無理にいれようとすると
パリンと割れそう
いや
その靴は待っている
シンデレラを待っている
それまで割れたりしない
どんなに力を入れても
あなたを想うこの心も
透明なガラスのよう
あなたを映し出しては
私を混乱させる
好きな人はいるの?
恋人と呼べる人はいるの?
片思いをしてるのかしら
そんなことばかりが回転する
いつかガラスの靴を
穿く機会があったら
ドキドキしながら
足を入れるだろう
ぴったり穿けますように
願いながらそっと足を入れる
あなたにつながるガラスの靴
ほら、」片方は私が持っているのよ
そうですね。なぜでしょう。
魔法の靴らしくするためかな?
割れたら、危ないですよね。