ひまわりのおしるこ
- カテゴリ:家庭
- 2012/10/04 20:07:21
我が家ではひまわりの話で語り継がれている笑い話。
私たちがまだ結婚する前。
季節はちょうどお正月が終った頃、私とひまわりがデートに出かけた日の事です。
若い恋人同士が、食事をしてドライブを楽しんだ後といえば、する事は決まっているわけであります。
私たちもしかるべき施設に入り、休憩を取っていた時です。
ひまわりは保温の水筒のような物をバッグから取り出しました。
「今日はね、おしるこを作ってきたのよ。アタシだって料理作れるんだから!」
得意気におしるこをカップに注ぎます。
おぉ!運転に疲れていた私には、甘い物がちょうど食べたい時でありました。
喜び勇んで一口すすってみます。
「ずずず・・・んあ?」
なんかおかしな味がします。
どう考えても、私が考えるおしるこの味ではありません。
もう一口。
「ずずず・・・コレ、しょっぱくないか?」
そしてひまわりさんも一口。
「・・・あら。」
「・・・あら。」ではありません。
確かにその味は塩の入れすぎ。
普通は甘みを良く感じさせるための隠し味の塩であります。
その塩を入れすぎたら、隠し味でも何でもありません。
塩はメインの味と化してしまいます。
はい、ひまわりさんの言い訳は・・・
「塩、入れすぎたかなぁ?と思ったけど、塩だからいいかと思ってそのままかき混ぜた。」
塩でも入れすぎていいはずがありません。
いやむしろ、塩は入れすぎては絶対にいけません。
そして人に食べさせるために作った物は、味見をしなければいけません。
その後、そういった料理の為の心得を散々説教した私。
「だって、私だって作れるんだぞって所を見せたかったんだもん。喜んでくれるかなって思ったんだもん・・・」
ちょっと言い過ぎてしまったかなぁ?
すっかりしょげてしまったひまわりさん。
「今度は一緒に何か作ろうな。そして一緒に食べよう。」
「うん、今度は美味しいのを作ろうね・・・。」
結婚した後、ひまわりは起死回生の「鮭のちゃんちゃん焼き」を一人で完成させ、私を喜ばせてくれました。
やればできるじゃん、ひまわり。
しかし、あの日のおしるこの味は、今でも忘れられません。
ひまわり
考えてみれば、あの日のおしるこは君が初めて私に作ってくれた料理だったなぁ。
もう少し思いやりのある態度を取れば良かったって、今は後悔しているんだ。
でもあのおしるこなぁ、本当に忘れられない味になっちまったよ・・・
ええ、温かだったですよ~!
寒い日だったので、食べられればとても有難かったと思います。
食べられれば・・・ですが。
残念ながら遠慮しましたし、ひまわり自身も食べるなと言っていましたから^^
料理に関しては、私には勝てないと理解したらしく、自分は食べる方に回っていましたね。
だから、私の料理をとても美味しそうに、嬉しそうに食べてくれました。
今となっては、どれも宝物のような思い出です。。。
きっととても温かかったんだろうと思います。
そして、「今度は一緒に何か作ろうな」と声をかけた招き猫さんの心も、
また温かかったと思います。
大変な時に、コメントありがとう^^
そうですねぇ、一生懸命作ってくれたんだと思います。
ただ、ちょっと一生懸命の方向を間違っちゃったんでしょうねぇ。
これはらは間違えないように、一緒に頑張ろうって・・・
そういう意味合いのおしるこだったのかもしれませんね。
きっと喜んでもらいたくて、一生懸命だったんだろうなぁ…と、
勝手にその姿を思い浮かべて、そんな姿が意地らしくて可愛らしいのだろうなぁって
私までニコニコしてしまいました^^
可愛らしい素敵な思い出ですね。
ええ、私が調理の仕事をしていたのを彼女は知ってましたから^^
でも一緒に作る事は無かったですねぇ。
彼女は私の調理の戦力になりませんでしたので^^
しょっぱい豆類っちゅうと・・・
ああ、塩豆というおつまみがありますねぇ。
乾き物ですけど。
あとは大豆の煮物(おまめさん系)もしょっぱいですねぇ。
ま、中にお餅を入れようとは思えませんが・・・。
ありがとうございます~!
カミさんを褒められるのは、本当に嬉しいですよ^^
そうでしたか・・・
妹さんを。
お元気でいらっしゃったら、きっとたくさん思い出が作れたでしょうね><
わずかな思い出でも、大切になさってください。
きっと妹さんは、よいちさんを守ってくださいますよ^^
かわいいだろ~ウチのカミさん。。。
こういうのもね、ワシの大事な宝物なんじゃ。
もうこの先増やす事の出来ない、彼女との思い出だからね~。
今まで小出しでこういう思い出を書いてきたけど、まだまだあるんだ。
また読んでね。。。
いえいえ^^
初めて夢中姫さんとリアルタイムでお話出来ましたね!
嬉しかったです。。。
デートでお汁粉^^
なかなか無いケースかも知れませんが、意外とオツですよね。。。
時期もお正月でしたし、彼女なりに考えたのでしょう。
ありゃ~明日風家でもそういう味見法ですかぁ(爆
ある意味ナイスな時間と手間の短縮法ですね^^
ま、初めから味に自信があるからそうされているって事で。。。
う~ん、プロレスの試合の評価みたいっすねぇ。。。
思いっきり冬でしたけど^^
疲れには適度な甘味と塩分・・・
という事でしょうかね?
まぁ、ある意味疲れは飛んだような・・・
あるいはもっと疲れたような・・・ですな。
一緒に作ろうなんてウチの旦那は絶対言いませんって。
そう考えると…w
素敵な思い出ですね
僕は妹を亡くしたんですけど、
子供の頃のごくわずかな思い出しかなくて。。
なんてべたな展開の料理なんでしょうヾ(゜゜)
塩入れすぎって。。。w
味見もしようよ。。。w
いろいろとすてきな思い出になりますねw(´皿`)
て言うかなぜおしるこチョイスだったのかw
あったかいお話どうもです(・∀・)
チビ姫ちゃんが幼稚園でも行くようになってくれたらゆっくりお話できるようになりますね~バタバタしてて申し訳ないです。
デートにお汁粉持参ですか~すごいです!!
彼氏に食べてもらうなら確かに味見は必要ですね・・・
でもでも、「美味しいお汁粉」よりも「残念なお汁粉」のほうが後々思い出に残るってもんですよ。
我が家では食卓に出して旦那がひとくち食べてから「味、どう?」と聞いてます。「味見してないんか?」「今、してもらってるじゃん。味、どう?」という会話が・・・
冬でもね。