中国艦艇7隻が宮古島沖通過
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- 2012/10/06 22:41:50
防衛省は4日、沖縄県の宮古島の北東約110キロの公海上を中国海軍の駆逐艦など7隻が通過するのを確認したと発表した。中国海軍が同海域を通過したことが明らかになったのは、先月11日の尖閣諸島国有化後では初めて。
統合幕僚監部によると、7隻はミサイル駆逐艦やフリゲート、補給艦など。4日午後6時から7時ごろ、同海域を東シナ海から太平洋に向けて南東方向に航行するのを海上自衛隊の護衛艦や哨戒機が確認した。
(2012/10/04-22:49)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012100401001
動画
http://www.youtube.com/watch?v=-FjKxL4RUoQ
写真に写っているのは北海艦隊の瀋陽級駆逐艦2番艦116石家荘で、パトリオットPAC2
よりも性能がよいとされるロシア製S-300FMの輸出版、(最大3万メートルの射程)の
対空ミサイルや、中国製YJ-82(最大射程120キロメートル)対艦ミサイルを搭載している
2006年に作られた最新型防空ミサイル駆逐艦です。
エンジンはウクライナ製のガスタービンエンジンを搭載し、30ノット(56km)で移動が可能です。
また動画の方に写っている船は、最初の船が
東海艦隊の江衛型フリゲートの9番艦528綿陽で、排水量は2000トンと小さいのですが、
個艦防空ミサイル、艦対艦ミサイル、哨戒ヘリコプターを備え、これらすべてがC4Iシステム
と連携しており、バランスのとれたシステム艦となっています。
2つ目の船は
北海艦隊所属の江凱型フリゲートの10番艦546塩城で、中国艦隊が現在配備を進めている
最新型フリゲート艦です。
ステルス仕様の船体に、フランス製の戦術コンピュータを搭載し、中国艦隊で初めて
艦隊防空能力を持つ船となっています。
欧州のフリゲート艦と肩を並べる程度の能力は備えていますが、過大な装備を小型の
船体に積んでいることから、航洋性の低下も指摘されています。
3つ目の船は
北海艦隊所属の大江型潜水艦救難艦で、この船が出て来ていると言う事は近くに潜水艦
がいると見て間違いありません。
4つ目の船は写真と同じです。
最後に映っているのは北海艦隊所属の旅滬型駆逐艦で、1番艦の112哈爾浜です。
1996年に就航している中国初の近代艦で、ようやく欧州の駆逐艦と肩を並べられるほど
バランスの良い艦になったばかりの艦船でもあります。 逆に言うと20年もたたずして
中国の軍艦のレベルが一気に上がっていると言うのがわかる船です。
今まで中国の艦隊は東海艦隊のみ太平洋での戦闘訓練を積んでいました。 しかし今回
の演習では、普段黄海周辺で韓国を相手に戦うはずの北海艦隊が多く含まれており、
アメリカと戦う際に東海艦隊と連携した行動が出来るようにするための演習をしていると
思われます。


























