潜水艦で3曹溺死 艦橋部分で見つかる
- カテゴリ:ニュース
- 2012/10/09 21:45:49
八日午後二時二十分ごろ、和歌山県美浜町沖の南西約二十五キロ付近を航行していた海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」の艦内で、乗組員の三等海曹の男性(20)=広島県呉市=が死亡しているのを、ほかの乗組員が見つけた。
田辺海上保安部によると、三曹が見つかったのは潜水艦の上に突き出た艦橋部分で、潜水時に海水が入る。海自によると、死因は溺死だった。
定期検査中のそうりゅうは確認運転のため、八日午前六時四十五分ごろに和歌山県の由良基地を出港し、約二時間後に潜航した。
三曹は午後零時二十分ごろ、当直に就く時間になっても現れなかった。潜航前に艦橋部分に入り、とどまった可能性がある。
海自は当時三曹が艦橋で作業する必要がなかったことなどから、自殺した可能性もあるとみている。八日に事故調査委員会を設置して原因を詳しく調べる一方、呉地方警務隊による捜査も進めている。
海自によると三曹は、潜航前の準備作業を、艦橋以外の場所でしていたことが確認されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012100902000207.html