Nicotto Town


ピーターパンとさようなら*


とぅでぃ。



今日、迷子になりました。

いつもはバス通学なんですけど、
急にモノレール登校に挑戦しよう、とか思っちゃって
何時間か見覚えのない街中を流離っていました。



今日はその時考えたことを少し。


わたしは美術部じゃないんですけど、
絵画の公募に出品する油絵を描くために
美術部室を使わせてもらっています。
締め切りが迫ってきたので、休日出勤!
からの迷子。


迷子中に、美術部の子からメールが来て、

「おはよう、紫露。今日は美術部来ますか?」
「おはよー!行く予定だけど、遅くなるかも。わたし、迷子みたいだ。」


その返信後、すぐに電話がかかってきて、
すごく心配してくれて、最終的には美術顧問に迎えに来てもらって。

自分達の作業時間が強制的に潰されたのを
恨みもせず嫌味も言わず、ただ笑顔で気にしないでと言ってくれて。

それがすこし嬉しくてありがたくて、
私の友達っていい子なんだなー、って再確認して。



でも、なんか、ちがってた。
わたしが、あんまり、いいこじゃなくて。

電話とかしてもらっているくせに、考えてしまうんだ。
「なんでこの人たちはこんなにわたしを心配してるんだろう?」
「わたしが単独で放浪しているのだから、あの子達には関係ないのに」
「放置していたって、別に構わないのに」


わたしの通っている学校は専門授業があります。
それ目当てに、いろんな地区から生徒が通っているんです。
だから、わたしの高校友達はみんなばらばらの地区に住んでいるため
休日に集まって遊ぼう!ということをあまりしません。
本当に、学校友達。

その程度の仲なのに、一生懸命に心配してくれる人達。
その程度の仲なのに、とか思っているわたし。

なにか、ちがうんだろうなー、とか、おもった。


最終的に
「わたしはどうしてこんなに優しくしてもらえているんだろう?」
「わたしは今、自分一人のミスでこうなっているのに」
「みんなにそこまでしてもらえるはずの価値なんてないはずなんだけどな」

とか考え始める始末。
救いようのない無限ループでした。



一人で道をただ延々と歩くのは、考え事したい時に最適かもしれない。
誰にも邪魔されずに、いろんなことを考えられる。

ということに今日、気がつきました。




書いてて、薄情だな、自分。とかつっこみたいけど、
思いついちゃったものは、仕方がないとおもう。
思いついちゃったことが、頭から離れないのもしょうがないとおもう。




リアルでは、こんなこと誰にも零したくないから、
此処にすこしだけ、あまえたい。







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