ドラマ【悪夢ちゃん】【猿飛三世】
- カテゴリ:テレビ
- 2012/10/28 15:39:20
【あらすじ】結衣子が、また予知夢を見た。その内容は、イジメっ子が鉄棒から落下して大怪我し、保健室に運ばれると、そこにいた養護教諭・琴葉のお腹を突き破り少女が出てくるという、恐ろしい悪夢だった。結衣子は担任の彩未に助けを求めるが、彩未は自分で解決しなさいと、結衣子を冷たく突き放した。そんな時、5年2組の教室に、一冊のノートが置いてあった。ノートにはヘタクソな漫画が書いてあり、その内容は透明人間がイジメっ子をこらしめるというものだった。翌日、漫画に書いてある通り、隣のクラスのイジメっ子が大怪我をしてしまう。 【あらすじ】佐助は高波藩の役宅に呼び出される。主膳が藩の御用金に手を付けたとの嫌疑をかけられたのだ。お市がかどわかされたときに身代金として使ったのではないかとの濡れ衣で、嫌疑は国元にも知らされ、主膳は蟄居の身となった。お市をかどわかした牢人者たちに、身代金を受け取っていないことを証言してもらおうと、佐助は彼らの住処の古寺を訪ねるが、参道で気配を感じて隠れたところ、徳三郎とすれ違う。寺には牢人者たちはおらず、彼らが起居していた部屋に大量の血痕が残されていた。
【感想】今回は、かなりとっちらかった内容でしたが、最後うまくまとめてきましたね。鉄棒イジメがストーリーの核心かと思いきや、途中からそれはそっちのけで、透明人間事件の方にシフトしてしまい、あのいじめられてた女の子はどうなっちゃったの?と気にかかりました。足の捻挫だけならまだ子供のケンカですみますが、頭部に血腫が見つかったとなれば、結構な大手術ですよね…。しかも嘘か本当か、まぁ多分嘘でしょうけど、いじめられっ子に突き飛ばされたと言ってますから、悪夢ちゃんが見た悪夢に出てきたようなアグレッシブな母親なら、学校と相手の保護者を相手に訴訟を起こしかねません。そのへんのフォローがなかったのはちと残念ですが、来週以降になるならそれでもいいです。とにかく今日のツボは最後の5分。予告で、彩未が自分がサイコパスであると児童たちの前で宣言していたので、えらく早く宣言しちゃうんだなぁと思いましたが、彩未か悪夢ちゃんの予知夢である可能性もあったので、どうだろうと思ってたんですが、本当に宣言しちゃいましたね。これはこれから揉めそうだなぁw ついに本性を表した彩未の子供達に対する発言が、いちいちスッキリするのですが、子供達にとっては担任の先生がアレではやりきれないもんねぇ。このドラマ、夢がテーマなだけに、もっとファンタジックコメディな路線かと思いきや、結構きっつい内容ですわ。小学校が舞台の子供向けのファンタジーだと思って舐めたらあきまへんなw 彩未の周囲は敵だらけで、一方的に頼ろうとする児童がいたり、彩未を利用しようとする男がいたり、彩未を陥れるようなブログを書くやつがいたり…。しかしここにきてサイコパスであると自分で宣言してしまったので、元々彼女を疑っていた琴葉や、彼女の誹謗中傷を書いていた謎のブロガーはどう出るでしょうかね。琴葉は善人っぽいので、事情さえわかれば彩未に同情しそうな気もしますが、ブロガーの方はかえって攻撃が厳しくなるような気がします。一体あのブログを書いているのは誰なんでしょうね? 5年2組の児童以外にも、志岐説や彩未本人説なんかもありますが、どれもしっくり来ないですね。志岐は彼女を利用しようとしているだけで、彼女本人のことより結衣子に興味がありそうだし、彩未のような現実を切り捨てているような人間が、現実の自分を追い詰めるようなことはしそうにありません。案外、同僚の職員の誰かだったりして…。
【感想】ながら見だったのですが、あのラストはなくね?w いくら小さな佐助でも、米俵に隠れたり、あんな小さな風呂敷では空は飛べないと思うしw もうちょっと大きな風呂敷で、足にもくくりつけられていたら説得力があったと思うんですが。それに、風呂敷で飛んで潜入した後、小判を取り返すシーンがまったくありませんでしたよねw まだあるぞ。主膳に切腹の命令が出たのに、その場に小判が出てきたからといって、いきなり覆るもんですかねぇ。ああいう御沙汰は今のお役所主義と同じで、一度出したらそれが間違っていたとはなかなか認めないもの。それに一度はトラブルが起きているので、切腹は保留になったとしても、主膳が何らかの責めを負わなければならないのは変わらないと思うんですよね。一応京屋敷の責任者なわけでしょ。しかしなー、いくら藩の御用金とはいえ、1千両もの大金が現金で京屋敷にあるというのはあまり一般的ではないですね。高波藩は小藩ですので、今の感覚からすると中小企業程度の収入しかありません。いくら迂闊でも1千両を数え間違えるなんてことはありえませんし、それだけの現金を置いておく余裕があるとも思えませんね。しかも京屋敷でしょ。他にも国許にはお城が、江戸に上屋敷があるでしょうから、京屋敷にそれだけの金子が集中している理由がよくわからないという。まぁこんな荒唐無稽な時代劇にそこまで言うこと自体が間違ってるんでしょうけどw 初回、前回とわりと何も考えずに楽しめたのに、今回はあの風呂敷で何か変なスイッチが入っちゃったよw 主人公がジレンマに陥ってこその冒険活劇だけど、もうちょっとスカッと見せてほしいものですね。例えば前回の強い忍者との戦いのシーンとか、問答無用で楽しめるシーンがこのドラマには重要だと思いますね。