UAEに戦闘機配備、英が検討
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- 2012/11/05 20:22:45
英国防省は2日、ペルシャ湾岸のアラブ首長国連邦(UAE)に空軍のユーロファイター・タイフーン戦闘機部隊の配備を検討していることを明らかにした。
イランの核開発に反発するイスラエルが単独での対イラン攻撃の可能性を排除しない中、ペルシャ湾岸封鎖など不測の事態に備えて戦力を前方展開させておくことが目的という。
英国は米国と共に、対イラン軍事行動は時期尚早との立場で、イスラエルに自制を求めている。戦闘機部隊の派遣について国防省は、「イランの核開発に対する懸念が理由ではない」としているが、配備が始まれば、イランが反発するのは確実だ。英紙インデペンデントによると、英軍機部隊の派遣先としては、フランス空軍がミラージュ戦闘爆撃機部隊を駐留させ、米空軍が防空用のパトリオット・ミサイル部隊などを配備するアブダビ近郊の航空基地が有力。キャメロン首相が近く配備についての決断を下す見通しという。
(2012年11月4日15時13分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121104-OYT1T00410.htm?from=ylist