西島　　：　やったー！やったー！！　天使の羽生えたぁ。　すごい嬉しい♪
　　　　　　　猫姉さん、ありがとう❤


生えてないから。　帽子かぶったりマフラー巻くのと一緒だから。


西島　　：　まさか本当に買ってもらえると思ってなかったぁ。　すごい嬉しい❤


一晩中ゴロゴロ言いながらお布団の襟元を揉む攻撃に負けたのよ。　全然眠れない。
これで二度とわがまま言わないって約束は守るのよ。　
「もう無理なおねだりはしません」って大きな声で言いなさい。


西島　　：　もう無理なおねだりはしませんっ！


その言葉、忘れないでね。　約束破ったら全身の毛を刈るからね。


西島　　：　うふふふ❤　嬉しいなぁ、嬉しいなぁ、猫姉さんとお揃い嬉し・・・　あれ？
　　　　　　　猫姉さんの背中についてるその羽は・・・　あ、尻尾まで。


これ？　なんだかんだ言ってもさぁ、男ってのは天使みたいな女よりも
小悪魔ちゃんな女にくらっと来るのよ。　それでちょっとつけてみたの。


西島　　：　え・・・　天使よりも小悪魔ちゃんが・・・　モテる？


そうそう。
それで太ももチラ見せで、ほんのちょっとのフリル感も入れつつ鎖骨も見せちゃったりして
長い艶々の髪でそばに寄られて「はちみつ舐める？」って言われたらイチコロね。


西島　　：　え、ええ、えええええ！　だって、だって、だって・・・
　　　　　　　男性は笑顔の素敵な優しい子が好きなんじゃないの？
　　　　　　　一緒にいて癒されるとか、なんかそういうのを求めてるんじゃないの？


みんなそういうけどさぁ、確かにそういう彼女を作っちゃったりするんだけどさぁ、
ある時隣に小悪魔ちゃんが来て「うふふ❤」って笑うとついついはちみつ舐めちゃうのよ。
それでやたらと仕事関係の飲み会の日が増えたり、携帯を肌身離さず持ち歩いたり、
ふとした瞬間に挙動不審になったりするのよ。
それもすべては小悪魔ちゃんパワーの賜物ね。


西島　　：　そんな・・・　あ、でも、そういう男の人ばかりじゃないのよね。
　　　　　　　それってごく一部の男の人の話よね？


どうかしら・・・　ｸｽｯ♪


西島　　：　あーっ！　なにその含み笑い！！
　　　　　　　そうなの？　そうだったの？　そうなっちゃうの！？


さて、この話はこれでお終い。
西島さん、欲しい物が手に入って良かったわね。　楽しい週末おめでとう♪


西島　　：　ちょちょちょ、ちょっと待って！
　　　　　　　わたしもそれ欲しい。　猫姉さんとお揃いのやつがすごい欲しい！


さっきの誓いの言葉を忘れたの？　毛、刈る？




　　・・・・・・・・




西島　　：　わたし今日、大人の階段３段飛ばしで上ったみたい・・・


育ち盛りだねぇ♪