ドラマ【ゴーイングマイホーム】【MONSTERS
- カテゴリ:テレビ
- 2012/11/14 10:51:26
【感想】あぁ、YOUがいないと毒がまったくない…。なかなかいい環境ビデオです。ちょっとくらい見逃しても、セリフを聞き逃しても、特にストーリーがわかんなくなったりしないのがいいねw しかし話はその淡々とした調子とは裏腹に、クーナを探すイベントを大々的に開催するなど、斜め上の展開を見せています。一体どんな結末を向かえるのか、さっぱり予想がつきません。主催する側が、そんなのいやしねえよ、でも、万が一いたら…と考えているところが面白いですね。そんなイベントにポンと1億出すスポンサーも今時珍しいわ。お菓子業界も、今は子供の数が減ってつらいのかなと思いますが、今の大人って昔の大人に比べてお菓子をよく食べるよね? どこに行ってもお菓子は売ってるし、大人向けのお菓子なんてのも結構出てる。やっぱ食い物の業界は不況になっても強いのかな、と思う。しかしあの高田純次のCMはないわ~w 下らないのはいいとして、背景が寂しすぎる…。アレで終わりじゃなくて、きっと完成品にはCGで賑やかな背景がついたりするんだよね? 予算の関係上そういうことができなかっただけだよね?w 初回からやたら高田純次推ししてたのでなんでだろうと思ったら、本人が出てくるとはねw あの人本当の現場でもああなのかなと思わせるくらい、イラッとしましたねw 後意外だったのは、菜穂と父の治があまり仲がよくないってこと。今までそんな感じじゃなかったですよね。でもわかるわ~、父親って自分の思い通りにいかない子供が目の前にいると、ついグチグチ言っちゃうもの。愚痴ってのはどれだけ言おうがどうにもならないことなので、聞いてる方もたまらない。しかし菜穂の夫は一体何故いなくなってしまったんでしょうかね。あと、良多が長野のことを思い出した時、菜穂が微笑むシーンを思い出していましたが、淡い恋心でも抱いたのか…。まぁ栄輔の息子ですから、同じタイプの女性に弱いのかもしれないですね。まさか三角関係になるとは思わなかったな。まだなってないけど。
【感想】安東が「倉庫の表の物陰」などという不自然な言葉を口にした時点で犯人特定。その後トラックが倉庫前に駐車されていた時間がわかってから、大体のトリックが読めてしまいました。それ以降、解決編まで長かったですね…。正直今回の謎は、平塚がこめかみに指をトントンさせてまで考えなきゃいけないくらい、難しいものではありませんでしたね。つか、私は血のついたナイフが送られてきたのを見た医師たちと西園寺が、村川の言葉に乗せられ門倉を捜しに行った時、あのナイフを放っといていいんかいと思ったもんですよ。案の定、取り替えられてましたね。今回は安東の不自然な証言だけでなく、安東の血がついたハンカチという、動かぬ証拠がありますから、裁判でも有罪に導くのは難しくないと思います。ただ疑問なのは、いくら手術に慣れた安東とはいえ、術中に器械出しの出したメスか何かを握る時、あんな器用にわざとケガができるものかな思ったところです。ケガをするためにはいつもと違う握り方をしなければならず、となると器械出しのナースが安東の様子がいつもと違うことに気づいたはずです。まぁあのナースは安東を妄信していたようなので、だからこそできた犯行なのかもしれませんけどね。また、取り替える前の凶器に自分の血をつけたのもお粗末でした。後で取り替えるから誰の血でもいいと思ったのかな。現場にまさか現職の刑事が駆けつけるとは思ってもみなかったでしょうからね。しかしここは念には念を入れて、動物の血とか、輸血用の血液などに、抗凝固薬を入れて塗っとけばよかった。それなら万が一ナイフの入れ替えトリックに気づかれても、安藤が犯人だという決定的な証拠にはなりませんよね。そもそもミステリー界においては、口を滑らす犯人が多すぎなんですよ。完全犯罪を狙うような犯人は、大抵自分の頭脳に自信があり、捜査員たちを自分が描いたシナリオに誘導しようとする傾向があります。(あくまでミステリー界において、ですよ?)そこで、捜査員がちょっとマヌケっぽかったり、自分が思い描いたように動いてくれない時、つい口を出しちゃうんだよな。黙って見てりゃいいのにって思うんですけど、口を滑らせてくれないと解決できないような事件もあるからなw ミステリー作家もいろいろと大変なんですな。