Nicotto Town



黒猫目日記18

今日も朝から姫をお訪ねしたが、また入れ違いで会えなかった。
少し沈んだ気持ちで家に帰れば国許の実家より荷物が届いておった。
実家で採れたサトイモや蕪などが沢山入っている。
某が食べる分ぐらいは自給自足で賄えると言っておるというに・・ふふふ。
とは言え、やはりこの身を気遣ってくれるものが有るのは嬉しいことである。ん、中に手紙が入っておる。お爺々さまの字じゃ

『・・・・主家の姫様にお仕えする身なれば、粉骨砕身、刻苦精進の上、至上の丹心を持ってお務め致せよ』


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・言えない・・・まだお会い出来てないなんて・・絶対に言えない・・・・





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