君は 病気なんかじゃないさ
- カテゴリ:恋愛
- 2012/11/26 00:13:42
それは、付き合い始めて 車でデートに出かけた時のこと
まだ、お互いのことも 知らずにいた
助手席の彼女は、携帯のメール着信に気がつき
返信をしようと 携帯を操作し始めました
「後で、した方がいいよ 車酔いしちゃうよ」
「うん でも 早く返した方がいいから。。。大丈夫 ^^ 」
しかし 。。。 案の定 具合が悪くなってしまった・・・
車を安全な場所へ 停車して
「しばらく 気分が良くなるまで ここにいよう 大丈夫だよ」
そう 彼女の状態を見ながら 心配していた・・・
彼女には 持病の発作が あったのだ
それは 知り合った時に 彼女から 打ち明けられた
そのことを気にして 僕との付き合いを悩んでいた
停車中の車内で 軽い発作が起きてしまい
どうしよう 。。。 でも 僕が 不安な顔をしてしまったら
きっと 彼女は もっと不安や 色々 感じてしまう
それに 今 一番 つらく 苦しく 不安なのは 彼女のはず
僕は、 どうしたら いい? そう聞くと
「手を握っていて 安心 出来るから。。。」そう言った ・・・
うん 僕は 知る限りの対処を考え 新鮮な空気にして
呼吸を ゆっくり するよう 彼女へ 伝えた・・・
歩道を通行する人が 車中の二人を見て過ぎていく
彼女は それを気にして 「ごめん 嫌でしょ?」
時より 発作の症状で握った手に力が入り
苦しそうな表情で 堪えている彼女 。。。
この時 彼女に 彼女の苦しみを除くことが出来ない
無能な自分 そして 彼女の発作が どれだけ
今まで 彼女自身を悩ませて きたのだろう 。。。
それを 思うと 堪えきれずに 僕は 涙が ・・・
涙が こぼれて しまった 。。。
「大丈夫 大丈夫だよ 僕が ここにいるから ・・・」
その言葉は 自分に そして 彼女に
何も してあげられない僕だけど 君を守りたい ・・・
君を 大切に してあげたい ・・・
彼女は 持病 「病気だから 無理して付き合わなくていい」
そう 何度も 口にした ・・・
僕は 彼女に 言った 「病気じゃないよ」
「病気なんかじゃない 心が 感情が繊細なんだ」
人は 性格や個性が少なくてもあるじゃないか
人間は色々な人がいて 皆 何かしら 病んでいるのさ
「気にすることは ないよ それも個性だよ」
しばらくして 発作も 消えて ・・・
二人は デートを 続けた 。。。
Dream star ☆
ゆうです。
もう、忘れられちゃっているかもしれないけれど・・・
優しさとか 目には見えない気持ちとかさえ伝わる感情 あるんだなぁ って
たとえ言葉が話せなくても 不思議とお互いの気持ち 伝わるなんて 素敵なことですよねっ
恋人でも親と子でも 触れるって 大切なんです (。◠‿◠。)
上辺だけじゃない優しさですね
「病気じゃない個性なんだ」 ってなかなか言えないですよ
でも そう言ってもらえた彼女は 幸せですね(´∀`)