「名探偵のコーヒーのいれ方」クレオ・コイル
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/11/26 13:32:50
勤労感謝の日に、丸1日、PCがまったく使えなかったので、だいぶ前に
Amazonマーケットプレイス(中古品コーナー)で1円で買ってあった文庫本を
読んでいました(・∀・✽)
「秋にピッタリな小説」かどうかは定かではないですが、小説の主な舞台となって
いるのがニューヨークにある老舗コーヒーハウスという設定のお店「ビレッジ
ブレンド」。
「ビレッジブレンド」というからには、グリニッジビレッジにあるようです。
そこのお店の、とびきりおいしそうなコーヒーやスイーツ類のレシピも随所に
載っていたりする作品で、「食欲の秋」にはピッタリな雰囲気のミステリー小説
ですσ(´ー`;)
サブタイトルが「コクと深みの名推理①」となっていて、ランダムハウス
講談社文庫からの出版本。
本作は2006年10月1日に小川敏子訳で発行されていますが、シリーズ化され
ていて、現在、「コクと深みの名推理⑩ モカマジックの誘惑」(’12年10月
10日発行)までが邦訳本として入手できます。
(作品のURLをコピーしたのだけれど、妙に長ったらしいURLだったので省略^^;)
猫が登場する作品には目がないのですが、カバーイラスト(藤本将)で描かれて
いるかわいらしい茶色の猫が作中に登場します。
ミステリーに登場するからといって、三毛猫ホームズのように推理ヒントを与えて
くれるわけでもなさそうで、カバーイラストでかわいく擬人化されていても作中では
決して擬人化されていなくて、ごくごく自然体で猫がいる気配が描かれている感じ
です。
そういう点はかなり好感が持てるかも。
主人公は「ビレッジブレンド」のマネージャー・クレア・コージー。
彼女の愛猫はジャヴァといいますw
そして、クレアの娘・ジョイ、クレアの元夫・マテオ・アレグロ、コーヒーハウス
「ビレッジブレンド」のオーナー・マダム、加えて、「ビレッジブレンド」で生き
生きと働くバリスタたちなどが作品を彩っているのでした。
ミステリーなので、悲惨な事件が起きてしまうわけなのですが。。。
そこで現れるのが、クィン警部補というNY六分署のちょっと気になる捜査官。
第1作目の本書は、9.11事件の後に書かれていて、翻訳本にしては割りと
最近のアメリカでのトレンド情報もわかったりして興味深いです。
作品を読んでいくと、ニューヨークのコーヒーハウスではイタリアンが主流
(正統派?)なのかしらと思えたり。
まだシリーズの1作目。
あと少しで読み終えてしまうのがもったいなく感じられるものの、順を追って
最新作まで読みたくてたまらなくなりそうな気がしています。
猫本マニアとか海外ミステリー好きとかでないと知られてないかも
ですね。
「コクと深みの名推理」シリーズになっているけれど、軽く読める
タッチの小説です。
ちょっとしたバリスタ並みにコーヒー知識が豊かになっていきそうな
うん蓄や人生哲学に通じそうな「深イイ」言葉が散りばめられてるのが
魅力だったりします(・∀・*)
そうそう。
素敵な唄があったんですよね~(^^♪
ジョー・スタッフォードの唄声も心がほぐれていく響きでいいですよね。
ゆっくりとレコードで聴きたい感じだけれど、CDアルバムでもいいから
ずっと聴いていたくなります。
秋の夜長にピッタリ。というか、すっかりもう冬ですね(‘‘。)ゞ
思い出させてくれて感謝です(=^0^=)
“Smoke Gets In Your Eyes”も大好きです。
ぜんぜん知らない小説です
でも、秋にぴったりな感じです
というのは
ニューヨークは秋が似合うんです
行ったことないけど(´▽`)
この歌のイメージかな
http://www.youtube.com/watch?v=WpL8bQDY_eE&feature=related