Nicotto Town


猫脚なblog


「名探偵のコーヒーのいれ方」クレオ・コイル


勤労感謝の日に、丸1日、PCがまったく使えなかったので、だいぶ前に
Amazonマーケットプレイス(中古品コーナー)で1円で買ってあった文庫本を
読んでいました(・∀・✽)

「秋にピッタリな小説」かどうかは定かではないですが、小説の主な舞台となって
いるのがニューヨークにある老舗コーヒーハウスという設定のお店「ビレッジ
ブレンド」


「ビレッジブレンド」というからには、グリニッジビレッジにあるようです。

そこのお店の、とびきりおいしそうなコーヒーやスイーツ類のレシピも随所に
載っていたりする作品で、「食欲の秋」にはピッタリな雰囲気のミステリー小説
ですσ(´ー`;)

サブタイトルが「コクと深みの名推理①」となっていて、ランダムハウス
講談社文庫からの出版本。

本作は2006年10月1日に小川敏子訳で発行されていますが、シリーズ化され
ていて、現在、「コクと深みの名推理⑩ モカマジックの誘惑」(’12年10月
10日発行)までが邦訳本として入手できます。

(作品のURLをコピーしたのだけれど、妙に長ったらしいURLだったので省略^^;)


猫が登場する作品には目がないのですが、カバーイラスト(藤本将)で描かれて
いるかわいらしい茶色の猫が作中に登場します。

ミステリーに登場するからといって、三毛猫ホームズのように推理ヒントを与えて
くれるわけでもなさそうで、カバーイラストでかわいく擬人化されていても作中では
決して擬人化されていなくて、ごくごく自然体で猫がいる気配が描かれている感じ
です。

そういう点はかなり好感が持てるかも。 


主人公は「ビレッジブレンド」のマネージャー・クレア・コージー

彼女の愛猫はジャヴァといいますw

そして、クレアの娘・ジョイ、クレアの元夫・マテオ・アレグロ、コーヒーハウス
「ビレッジブレンド」のオーナー・マダム、加えて、「ビレッジブレンド」で生き
生きと働くバリスタたちなどが作品を彩っているのでした。

ミステリーなので、悲惨な事件が起きてしまうわけなのですが。。。

そこで現れるのが、クィン警部補というNY六分署のちょっと気になる捜査官。


第1作目の本書は、9.11事件の後に書かれていて、翻訳本にしては割りと
最近のアメリカでのトレンド情報もわかったりして興味深いです。

作品を読んでいくと、ニューヨークのコーヒーハウスではイタリアンが主流
(正統派?)なのかしらと思えたり。


まだシリーズの1作目。

あと少しで読み終えてしまうのがもったいなく感じられるものの、順を追って
最新作まで読みたくてたまらなくなりそうな気がしています。
 

#日記広場:小説/詩

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2012/12/05 02:21
★onpuさん

猫本マニアとか海外ミステリー好きとかでないと知られてないかも
ですね。

「コクと深みの名推理」シリーズになっているけれど、軽く読める
タッチの小説です。
ちょっとしたバリスタ並みにコーヒー知識が豊かになっていきそうな
うん蓄や人生哲学に通じそうな「深イイ」言葉が散りばめられてるのが
魅力だったりします(・∀・*)

そうそう。
素敵な唄があったんですよね~(^^♪
ジョー・スタッフォードの唄声も心がほぐれていく響きでいいですよね。
ゆっくりとレコードで聴きたい感じだけれど、CDアルバムでもいいから
ずっと聴いていたくなります。
秋の夜長にピッタリ。というか、すっかりもう冬ですね(‘‘。)ゞ
思い出させてくれて感謝です(=^0^=)
“Smoke Gets In Your Eyes”も大好きです。
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2012/11/27 01:23
ほえ
ぜんぜん知らない小説です
でも、秋にぴったりな感じです
というのは
ニューヨークは秋が似合うんです
行ったことないけど(´▽`)

この歌のイメージかな

http://www.youtube.com/watch?v=WpL8bQDY_eE&feature=related



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