Nicotto Town



黒猫目日記28

怪しい者を見かけて拙者は誰何の声をかけた。
そこな者、しばし待たれよ。その荷物は何じゃ!検分させていただく。

大きな袋の中には色とりどりの包み紙で包まれた箱や玩具が沢山入っていた。
何じゃこれは、そこもとは何をされておったのじゃ。さんた くろうす?三太殿と申されるか、は?くりすますぷれぜんと?

聞けば三太殿は恵まれない子供たちに玩具を届て回っておられるそうだ。なんと崇高な方であろう。それを盗人と間違えるとはなんとも恥ずかしい。お詫びに某に出来ることがあれば何でも申して下され。

寄付を募っておられる?この壺を買えと?悪運を払う高価な壺だが特別に安くすると。
まことで御座るか拙者先ほども運が悪いと嘆いておりました。運気を上げる印鑑もつけるとな。おお、そ、それで御幾らで?
・・・・・・・・・・・・2つ合わせて10000Pコイン・・・・・・・・

申し訳ない、拙者P外貨は全く持ち合わせておらぬのです。あ、もし、もし・・・・・行ってしまわれた。
三太殿はそそくさと立ち去ってしまわれた。しかし、いくら運が良くなると言われてもあのような高価な物、某には到底手が出ない。
はぁ~ やはり某は運が悪い





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