クリスマスナイト
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/12/02 04:28:33
「ごめんな」
たった4文字で
あなたが去っていく
振り向きもせず
取り残された
わけもなく
涙が出ない
あまりに唐突だったから
泣きたい
でも泣けない
涙を流したら
ずっと泣いてしまうだろう
手元には
彼へのプレゼントが
残っている
贈り先をなくした
プレセントが言う
ちょっとお休みだね
そんなこと辛すぎる
なぜ彼は去ったの
一人きりのクリスマスナイト、
街の音が聞こえる
歓喜の夜に
踊り笑う人の群れ
仲間に入れて
こんな私だけど
雪が舞っている
聖なる夜に
私の心も雪の中に・・・