カンクローちゃん><
- カテゴリ:日記
- 2012/12/05 21:04:29
大名跡「中村勘三郎」を継がれたけれど。
私にとってはやんちゃなイメージの、「カンクロー」ちゃんなんです。
年下の私が、こんな呼び方するのは、とても失礼なのですが。
それほど高ぶらない、飾らない、いい「役者」さんでした。
俳優ではなく「役者」さんでした。
あれほど軽やかに演技する人は、もういないんじゃなかろうか。
浮世絵の大首絵の特徴、あのお顔にようでてましたよねえ。
髪にも眉にも白いものが目立ってきてましたが、つぶらな瞳は少年のようでした。
NHkの大河ドラマ「元禄繚乱」で演じた大石内蔵助の名演技が、忘れられません。
最初は「昼行灯」のだめ家老を。
当時、でたらめ政治をしていた幕府に抗議するためにも、命を賭して深謀遠慮の攻防戦を乗り越えて「討ち入り」を果たすまでの「大石内蔵助」を。
見事に演じきりました。
いくらなんでも、早すぎますよ、カンクローちゃん。
もう一度、大阪の西の丸庭園で小屋掛けしてほしかったなあ。
今日はいろいろ、カンクローちゃんの追悼番組をみてました。
どの場面からも、その舞台に対する情熱と、お人柄のよさが伺えて。
ほんとに早すぎると、改めて思いました。
中学生の時 雑誌の記事を見て何となくファンだったので ショックでした。
私は帰宅して、このニュースを聞きました。
耳を疑ったよ。ほんまに。
歌舞伎のいろんな可能性をみせてはっただぇにねえ。
私もそう思ってた。
まさかあの元気なエネルギーの塊のようはお人がって…ね。
お互い、体には気をつけなあかんねえ。
せめてあと10年、こちらの世界にもどしてほしいですよ。
カンクローちゃんの「あたしゃねえ~」と話すやらかい感じがよかったなあ。
あれこそ、江戸弁って感じで、米朝師匠の話すなにわ言葉とならんで好きでした。
…寂しいなあ(;;)
勘三郎の大名跡をついでまだ10年もたってません。
還暦にすらなってませんのにね。
ほんとに、もっともっと活躍していただきたい方でした。
早い、はもちろんかもしれませんが、惜しいという気持ちも大きいです。
もっと、もっと活躍して頂きたかったと、日本中の多くの方が思ってらっしゃるでしょう;;
ご冥福をお祈りいたします;;
癌は初期やったのに、手術後に肺炎にかかっていたとは……;;
訃報を聞くたび、私はホンマに運が良かったんやとシミジミ思ってしまうなぁ
・・・アタシはなんといっても一条大蔵卿、それから山岡鉄舟です(古いわ^^;) コクーンも平成中村座も面白かった・・・ 早いわよ~~(大泣)
いい役者さんだったのに・・・
今朝会社で聞いてびっくりでした。