アウディは７日、オーストリアの名門ピアノ会社ベーゼンドルファーとの協力によるピアノ「アウディデザイン・グランド」を発表した。

　グランドピアノの中でも、大ホールでの演奏に適したコンサート・グランドといわれるものである。ザルツブルク音楽祭のスポンサーなど、以前からクラシック音楽とつながりが深いアウディの創立１００周年記念企画だ。

　アウディ側でデザインを手がけたのは、ミュンヘンにある同社のコンセプト・デザイン・スタジオである。

　担当デザイナーのフィリップ・シュレジンガーは、「自由な表面は、冴えわたった形状に貢献している。虚飾を廃し、エッジとラインは明快に定義されている。連結する部分は論理的に整理されている」と解説。それらはアウディ車の重要なデザイン要素と共通であると強調する。

　ただし、それだけではない。低音側の２本の脚はボディと連続して下降させているが、これはスタビリティをよくするだけでなく、低音をより聴衆側に強く響かせる効果があるという。いっぽうで、高音キーが並ぶ側の脚はアルミニウムにすることで、視覚的にも軽快なイメージを演出した。

　またペダル周辺にもアルミを使用し、ハイテク感覚溢れるムードを醸し出している。





写真は　↓　こちらにあります

http://www.autoevolution.com/news/audi-design-creates-grand-piano-8503.html#image1