Nicotto Town


シン・ドラマ汁


クリスマスについての一家言

いつのまにクリスマスは恋人たちのイベントになってしまったの?

世の恵まれない方々の中には、この日本の風潮を嘆く人も多い。

確かに日本人は元々仏教や神道を信じる民族だったのに、

キリスト教に改宗した人ならともかく、そうでない人までクリスマスだと大騒ぎするのはおかしい、

ましてや恋人たちがイチャつくイベントに成り下がってしまったのは、

どう考えても趣旨が違うだろうと思う。


元々クリスマスが日本に本格的に入ってきてからしばらくは、家族のイベントだった。

キリスト教徒でない人は教会に行くことはないが、家で家族とケーキやディナーを囲み、

子供達が寝ている間にプレゼントを枕元に置いておく…そんな日だったのだが、

どうもこれほど趣旨を曲解しだしたのは、バブル成長期ではないかと思う。

欧米、特にアメリカに追いつけ追い越せの時代。

消費を拡大するため、ケーキやおもちゃなどの子供向けの商品だけでなく、

大人同士にプレゼントをさせるため、そして家でのごちそうでなく、

外食で奮発させるためには、クリスマスを子供だけのイベントから

大人がメインで楽しむイベントにする必要があったんじゃないだろうか。

とはいえ生活に疲れている中年世代、それ以上の年金世代には

あまり高価な買い物は期待できないし、クリスマスを祝う風習もない。

というわけでターゲットは20代を中心とした若い層に絞られた。

それが、恋人たちのイベントに成り下がった主な理由だと思う。


実は、クリスマスを恋人同士で祝うのは、日本に限った話ではないらしい。

日本ほど顕著ではないが、キリスト教徒でも恋人と過ごす人は少なくないようだ。

また逆に、日本ではさほどでもないが、一緒に過ごす家族がいない人にとって、

クリスマスの時期はかなり鬱になる人が多いのも、キリスト教徒の特徴らしい。

今はどうか知らないけれど、以前アメリカだかで、クリスマスの時期には

自殺者が増えるという統計が取れたという話を聞いたことがある。

信教や趣旨は違えど、人間が感じることには大差がないってことかな。


ちなみにキリスト教徒にとってのクリスマスは、日本で言うお正月のようなものなので、

お正月はクリスマスほど大騒ぎしないようだ。

日本ではさすがに今でもクリスマスよりお正月の方が大きなイベントなので、

感覚的にお正月とクリスマスが逆なのかもしれない。


ともかく、日本が資本主義国家である限り、モノを売らなければならないので、

クリスマスの現状は長らく変わりそうにない。

個人的にはお正月なんて大人になってしまえば何もいいことはないので、

軽くすませることができるクリスマスの方がいいんだけど、

クリスマスだプレゼントだディナーだホテルだ騒いでるバカップルには、

生暖かい視線を注ぐことにしている。

まぁ、せいぜい日本の出生率を上げてくれたまい。

アバター
2012/12/16 13:21
友達とワイワイやるのもいいですね。
小学生の時も、クラスでクリスマス会とかして、
手作りのプレゼント交換とかしてたなー。
そういう楽しみ方が基本だと思うんですよね。
むしろ今はイベントなくてもいろいろ遊べるところはあるけれど、
昔はもっと娯楽が少なかったから、イベントへの依存度が
高かったんじゃないかと思いますねぇ。
アバター
2012/12/16 10:39
やっぱり、イベントを無理やりでも作らないと、やってらんなーぃ!
そーんな日々なのですよ、きっと。

まかろんミニハウスでも、友達を呼んでワイワイやるのですが、
そのイベントの為に、必死に今からお部屋の掃除ですよ><

でもそのイベントが無いと、大掃除さぼりそーな、そんな怠け者(*^。^;)



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.