祖母が亡くなりました。
- カテゴリ:日記
- 2012/12/14 19:04:22
土曜日に病院に運ばれたと、連絡があって病院に駆けつけたら
胃潰瘍からの出血ということで
その日はとりあえずの処置は済み本人も元気そうでした。
ただ、先生から
心臓病を患ってから飲んでいる薬(血が流れやすくなる)をこれから止めるので
その影響で心臓に負担がかかって、場合によっては死にいたる
そういうケースが全国でも多いので
最悪の場合の覚悟はしておいてください。とは言われていました。
あと、これから輸血するので、そのリスクも聞かされましたが
そういうことは滅多にないとも言われました。
でも、これまでも祖母は結構大きな手術などをして
その度に、元気になって…だからあまりピンときていなかったのです。
日曜日に病院に行った親の話をきいても
いつもどおり、また元気になるんだろうと思っていました。
月曜日の仕事帰りに、親が迎えに来て病院に向かう途中で
もうだめかもしれない、会わせたい人がいたら会わせるように言われたと言われました。
どうやら
輸血したところ、他人の血に抗体ができていて拒絶反応が起きたらしいのです。
そしてそんな血が全身に回っているので、
多機能不全(全身の臓器を自分の抗体が攻撃する??)で
手の施しようがない状況だったようです。
それで痛がっていたので、親たちが頼んでおそらくモルヒネを使われたようですが…
病院につくと息遣いは荒かったですが、意識はあって
話しかけると反応があり、頑張ってねというと頷きました。
時間の問題、なのかもしれないけど、
まだ時間はあるのではないかと思われました。
(でも今思えばあの息遣いは体力使うでしょうねぇ・・)
それから息子の父だけが病院に残りましたが
その日の深夜に旅立ってしまわれました。
病院に駆けつけると、いろんなものが外されており
本当に眠っているように横たわっていました。
それから、水曜日に火葬、お逮夜、木曜日に葬儀と怒濤の日々でした。
納棺、火葬、納骨…全部いて、確かにもう亡くなってしまったはずなのに
どこか現実じゃないような気がしている自分がいます。
最近は、施設で暮らしていたので余計に
家にいないとしてもそれはいつも通りで…
まだまだ実感がありません。
先週は元気にしていた、生きていたのが嘘のようです。
これで、私は父方、母方ともに祖父母はすべて他界してしまいました。
集まった親戚たちをみていても、みんな、歳をとりました
もちろん私も。
祖母は生前から、いつまでもおばあちゃんはいないんだからと
いろいろな話を聞かせてくれたものです。
当時の私は、少しそれが鬱陶しかったのですが
今は後悔しています。
後悔が残らないことはないのかもしれないけど、
親にはせめて出来るうちに孝行しておきたいなと思いました。