「どうしたのじゃ、トナカイボーヤ？ 沈み込んでおるようじゃが？」
「はい、サンタさん。 毎年この時期に放送するラジオ番組が、今年は中止になってしまったので…」

「そうじゃのぅ。 今年は、衆議院議員選挙の開票特別番組と、重なってしもうたからのぅ」
「この国の明日を決める重要な選挙とわかっていますけど…。 でも、年に一度、サンタさんと一緒に放送する
  ラジオ番組を、楽しみにしていたので…。 残念でなりません」

「そうじゃのぅ、わしも同感じゃよ。 だが、まだ、あきらめてはいかん」
「そうですね。 来年という日もありますからね」

「そうではない。 このブログで、ラジオ風にやってみるという手があるじゃろう？」
「え！ そ、そんなことしてもいいんですか？」

「いいじゃろう、いいじゃろう。 何の遠慮がいるものか」
「では、サンタさんも一緒にやっていただけます？」


時刻は、まもなく午後７時５２分になります。 お手元の時計、合っているかお確かめください。

♪（オープニングは、レイ・コニフ・シンガーズの 『ジングル・ベル』 じゃよ！）
Jingle Bells (Ray Conniff and The Singers)
http://www.youtube.com/watch?v=CROs0Qd-5qc

衆議院議員選挙 開票中のあわただしいひととき、素敵な音楽であなたの心をいっぱいにする、年に一度の
『サンタフェ ラジオ！』 、しばらく師走の忙しさを忘れ、お楽しみください…

（『サンタフェ ラジオ！』 ではなく、『サンタ ｄｅ ラジオ！』 じゃろう？）
（あれ？ そうでしたっけ？）

「皆さん、こんばんは。 一年間のご無沙汰でした、ＤＪの サンタ・クルーズじゃよ」
「皆さん、こんばんは。 楽しい師走をお過ごしでしょうか？ トナカイの ドン・ナカイです」

「おぉっほっほ。いつ聞いても、立派な名前じゃのぅ！」
「はい、よく言われます。 いっそのこと、この立派な名前をいかして、トナカイの州議院議員選挙に立候補
  してみようかと思っているところです！」

「おぉ！ 立派な志じゃのぅ！」
「でも、選挙活動って、大変ですかね？」

「そうじゃなぁ。 試しに、ここで練習してみたらどうかのぅ？」
「え！ いいんですか？ そんなことして！」

「いいじゃろう、いいじゃろう。 誰に遠慮がいるものか」
「では、ちょっと、やってみますね。　ご近所の皆さん、大変お騒がせしております！ わたくし、州議院議員
  候補のドン・ナカイ、ジャンケンで選抜されました、ドン・ナカイでございます。 景気のことは、ドン・ナカイ。
  少子化のことは、ドン・ナカイ。 雇用のことは、ドン・ナカイ。 エネルギー政策は、ドン・ナカイ…」

「お、おかしいのぅ？ ”どんなかい？” と、たずねているようにしか聞こえんが？」
「あ、そうだ！ なにか、聞こえのいい公約を掲げた方がいいですよね？」

「そうじゃのぅ。 明確な公約があれば、有権者の皆さんも選びやすいかもしれないのぅ」
「では、オイラは、子供達のためにクリスマスウィークを制定して、大連休にします！」

「もうすでに、クリスマスの頃は、子供達は冬休みで連休だと思うがのぅ？」
「あ、そういえばそうでしたねぇ…。　では、１２月中は、消費税を０％にします！」

「おぉ！ お歳暮やクリスマス、お正月の準備やらで出費がかさむ時期だから、それは助かるのぅ！」
「そうです！ そこです、狙いは！」

「え？ そうなのかい？」
「その公約で見事当選したあかつきには、１２月中の消費税を２０％にアップします！」

「えぇ？ 公約違反じゃろう？」
「公約は、破るためにある！ 当選してしまえば、こっちのものですよ！ 嫌でも出費がかさむこの時期に、
  税金をガッポリかき集めるのです！」

「一般庶民の皆さんは、困るじゃろうのぅ」
「大丈夫です！ その分、社会保障は充実しますので！」

「あまり嬉しくない気がするが…」
「そうですかねぇ、オイラ、政治家には向いてないでしょうか？」

「どうかのぅ…」
「やっぱりオイラは、クリスマスになったらサンタさんと一緒に、子供達にプレゼントを配達する、普通の
  トナカイでいいです」

「そうじゃのぅ。 普通が一番じゃよ！」
「では、この辺で、一曲おかけいたしましょう！」

「そ、そういえば、これは音楽番組だったのぅ」
「では、パティ･ペイジの 『クリスマスの鐘』 をお聴きください」

♪Christmas Bells (Patti Page)
http://www.youtube.com/watch?v=epPbPVhLozs


「次は、新コーナーということじゃが？」
「はい。 『結局 最後は、サンタが便り～！』 というコーナーです。 要するに、皆さんからお寄せいただいた
  お便りを、紹介していくコーナーです」

「わしに来る手紙など、あれが欲しい！これが欲しい！の、おねだりメールじゃろう？」
「そ、そうとも限りません（９割方そうですけど）、中にはまじめなお手紙もありますよ！」

「そうなのかい？」
「はい、そうです。では、一通ご紹介します。 １２才の男の子、ラジオネーム ＤＮＣ１２さんからのメールです。
”サンタさんって、いないのですか？ 僕は、今までいると信じてきましたが、友達は、サンタなんていないさ！
  サンタなんてウソさ！ サンタは、実はお父さんなんだよ！ と、いいました。 なんだかショックです…” という
  悩メールをいただきました。 どうしましょう、サンタさん？」

「何がショックなのか、よくわからないのぅ？」
「今まで存在を信じてきたサンタさんが、実はお父さんだったことが、ショックなのではないでしょうか？」

「そうなのかい？ わしは、父親がサンタと知ったとき、誇りに思ったものだが！」
「そ、それは、サンタさんのお父さんが、サンタさんだったからですよね？」

「いかにもそうだが！ この男の子の父親だって、サンタかもしれぬじゃろう？」
「そ、そうですかね…」

「この世の中に、サンタは、わし一人じゃないじゃろう？」
「はい。 一人で世界中の子ども達にプレゼントを配達するのは、大変ですからね」

「もしかしたら、この子のお父さんは、サンタ ボランティアの可能性もあるのぅ」
「あ、その可能性は、大いにありますね！」

「おぉ、そうじゃ！ 今年も、サンタ ボランティア募集のチラシを、町中にバラまかねばいかんのぅ」
「あ、そろそろ、そんな時期ですねぇ。 では、あとでプリントしておきますね」

「トナカイボーヤは、よく働いてくれて助かるのぅ」
「あ、そうだ！ このブログでもお知らせしておきましょうよ！ そうすれば、チラシをまけなかった地域の人も
  見てくれますし！」

「便利な世の中になったものじゃ」
「そうですねぇ！ （あ、音楽をあまりかけないうちに、文字数が終わっちゃった ＾o＾；）」


～歳末助け合い（サンタ ボランティア）のお知らせ～
ご自分のお子さんにプレゼントを渡す簡単な活動です。

日　時　１２月２４日の深夜
場　所　お子さんの枕元

◎プレゼントは、お子さんの好みに合わせて、お早めにご用意ください。
※直接手渡ししてはいけません。 いかにもサンタが来たように、枕元にそっと置いてください。

◎参加してくださる方に、原語のクリスマスカード（ｍａｄｅ ｉｎ 北欧）を、差し上げます。プレゼントと一緒に
　 渡せば、演出ばっちりです！
※トナカイの足跡をつける等の演出過剰はいけません（本物のトナカイは、プレゼント配達時、室内では
　 足音を立てないよう、靴下を履いています）。

◎報酬は、お子さんの笑顔です！