Nicotto Town



黒猫目日記41

そろそろ野良使い魔を放してやろうと思うたが、野良の奴もう傷は治ったであろうと聞くとふるふると首を振りわざと翼を引きずって見せる。
茶太郎にちょっかいを出されておる時は元気に飛んで逃げ回っておると言うに。
傷が癒えるまでと言っておったのにどうやらここに居座るつもりらしい。
人並み以上に食う奴らが2匹も居って魚や野菜を食い散らかしていてはは其れがしの懐ろも干上がってしまうではないか
しかし、うるうるの目で首を傾げて見上げられるとどうにも出て行けとは言えない。やはり飼うことになるようだ。致し方ない。
そうとなればいつまでも野良使い魔では呼びづらくて叶わぬ。名前をつけてやらねばな。
茶太郎が古参で長兄になるのでお前は次男じゃ。そうじゃな次郎いや野良の次郎で野次郎(やじろう)とでもするか。
良いか茶太郎、野次郎はお前の弟じゃ、これからは今までの様にいじめてはならんぞ。なんじゃその不服そうな目は。
お前たちの主はこの儂じゃ!其れがしの言うことが守られぬならば本当にほんと~~に放り出すぞ。

ところで野次郎おまえ・・・・・オスであろうな





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