一
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/12/25 01:56:11
サイコロを
なんどふっても
一がでる
不安になり
なんどもふるが
他の数字がでない
他の人がふると
違う数字が出る
わたしがふると
また一がでる
単なる偶然か
延々と続く
一の羅列
サイコロには
細工などされてなく
ただ
わたしがふると
一がでる
それだけの話
そのうち違う数字がでるだろう
あきらめかけたとき
サイコロは
転がり続け
止まらなくなる
その後を追う
どんどん転がっていく
追いつけない
手を伸ばせば
もう少しでとどきそうなのに
止められない
意思のないサイコロに
まるで意思があるかのように・・・
それはまるで
わたしを映す鏡
わたしには
一しか出せない
サイコロ
サイコロは
転がり続け
もうとどかない
水平線に陽が昇りはじめ
あたたかい光が辺りを包む
そこで立ちつくし
陽の光を
全身に浴びる
冷えきっていたんだ
とても気持ちが良い
忘れていた
あたたかさ
かみさまは
ここにいたんだ・・・



























