Nicotto Town



黒猫目日記46 (クリスマスの贈り物)


姫・・・・・・・・急いで追いかけたがお姿を見失ってしまった。
ようやくにお会いできたと云うに、お言葉を交わしたのもホンの一言二言あっという間に雑踏の中に消えてしまわれた。

あれは本当に姫であったのであろうか・・・まるでこの手のひらですっと消えてしまうあわ雪のような儚い幻であったのだろうか・・・・・いや、違う!確かに姫で在られた!のう、茶太郎そうであろう、そうだと言ってくれ。
    BUMO BUMO
茶太郎もそうだとうなづいてくれている。やはり幻ではなかったのじゃ。

お屋敷に回って見たが姫はまだお戻りでは無いようで、くりすますの賛辞を述べるお客人が次々と来られて伝言をされておった。
もう一度出直そうと拙宅に戻ると何やら荷物が届いておる。ブラックサンタ殿?

やや、これは忍び装束ではないか!何と刀もある!
まるで村雨のような見事な濡れ刃の名刀じゃ!

ブラックサンタ殿はサンタクロウス殿の御一族であろうか。
今日の日にこのような贈り物を頂けるとはこれは天啓であろう。
きっと、これより一層、勤めに励み姫をお守り致せと天が命じておるのじゃ。

ブラックサンタ殿、見ていて下され 頂戴致したこれらの品、決して無駄には致しませぬ。

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2012/12/30 18:55
本節はサンタがぎっくり腰ということで遠くフィンランドから派遣されてきたのがブラックサンタじゃ☆
たまたま従兄弟の☆よたはち☆がこの街にいたので名前を借りてトナカイと共にプレゼントを配ったのじゃ
武人としては装備が心もとないとよたはちが申しておったのでな、ちょうどよいものがあったゆえおぬしに与えたのじゃ
名家に仕える武人らしいの、来年もよりいっそう精進なされるがよろしい。
遠くフィンランドから見守っておるぞ。




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