2012年独断と偏見によるドラマ大賞 第3回
- カテゴリ:テレビ
- 2012/12/29 15:54:42
いつまで続くかと思ってましたが、独偏賞も今回で第3回となりました。この賞は私が見た今年最終回を向かえたドラマの中から、あれこれ面白かったと思われるドラマを勝手に表彰する賞でございます。大賞の発表は一番最後で、まずはドラマ毎の賞から、次に俳優さんやスタッフなどの賞を発表していきます。それでははりきって、どうぞ~。
■ミステリードラマ賞
相棒ten (1月期)
なんと独偏賞創設以来、3年連続の受賞です。シーズン10では2代目相棒の神戸尊が卒業という大イベントがありました。来年の映画ではまた出てくるようなので楽しみです。また、個人的な理由でレギュラーを降りてしまったたまきさんに代わり、新レギュラーの月本幸子が花の里の女将になるなど、ターニングポイントでもありました。
■コメディー賞
梅ちゃん先生 (朝ドラ)
ここに入れるかどうか悩んだのですが、やはり毎朝お茶の間に爽やかな笑いを届けてくれたこのドラマは、コメディーとしての質も高かったと思うので、この賞を上げることにしました。やっぱり面白かったから、あれだけの視聴率が取れたんだと思います。あと、他のコメディードラマがイマイチだったというのもありますね…。
■恋愛ドラマ賞
該当作品なし
■ヒューマンドラマ賞
カーネーション (朝ドラ)
いろいろ不穏な噂は飛び交いましたが、やはり実在の人物の一生を題材にしていたので、リアリティがありました。主人公が不倫しちゃう朝ドラなんて珍しいですが、そこがまた人間らしいと言えるんじゃないかと思います。好き嫌いは分かれると思いますが、オノマチの演技力は本物だと思いますし、作り話にはない意外な展開もありました。
■ホームドラマ賞
該当作品なし
■時代劇・歴史ドラマ賞
薄桜記 (7月期)
今時珍しくまっとうに作られた時代劇でした。主人公とヒロインの愛を軸に描いていましたが、結局主人公は武士道のために死を選んでしまったという…。映像も大変美しく、現代劇ではイマイチな山本も、時代劇では本当に美男になりますよねぇ。クサいセリフも彼が言うとキュンとくるから不思議です。
■深夜賞
都市伝説の女 (4月期)
今年は深夜ドラマはこれしか見てなかったのですが、わりとよくまとまっていたと思うので受賞です。とにかく長澤は足がきれい。溝端はドジっ子属性がよく合う。ちょっとお色気ありーの、深夜に気軽に楽しめるドラマでした。
■ネタドラマ賞
MONSTERS (10月期)
いろんな伝説を残してくれました。タイアップした商品が値引き販売されたり、選挙のため実質打ち切りの放映短縮など、酷く視聴率が悪かったわけではなかったのに、散々でしたね。とにかくあちこち問題ありまくりだったと思います。私はこのドラマは、推理パートの間違い探しが面白くて見てました。
■特別賞
鍵のかかった部屋 (4月期)
ATARUと同期だったのであまり目立ちませんでしたが、原作付きだけあって、推理ドラマとしてはわりとクオリティ高かったと思います。常に無表情の榎本は不気味な雰囲気を醸しだしてたし、ドラマオリジナルのキャラである芹沢もいいスパイスでした。
悪夢ちゃん (10月期)
子供向けの学園物かと思いきや、登場人物たちの駆け引きが面白く、展開もスピーディで、子供だけに見せておくにはもったいないくらいの出来でした。終盤の失速感は否めないけれど、主演の北川はなかなかかっこよかったです。
■主演男優賞
中居正広 (ATARU)
とにかくこのドラマの中の中居は中居じゃなかった。完全に想像なんですけど、彼はこの役を演じるに当たって、発達障害のある人たちをある程度観察したんじゃないかと思います。中居自身はあまり好きじゃないんですが、アタルは本当に愛らしかったです。
■主演女優賞 ※ダブル受賞
堀北真希 (梅ちゃん先生)
悩みに悩んだ末、ダブル受賞にすることにしました。堀北はこれまでほとんどNHKに出演したことがなく、民放で出るドラマはコケ続けという有様でしたが、これでかなり株を上げたと思います。ドジっ子属性の女性をうまく演じてました。
北川景子 (悪夢ちゃん)
元々北川はこんな感じのキツい役が合うんだけど、このドラマの北川のキャラは完成してたと思います。過去のトラウマでひねくれてしまったんだけど、本当は芯の強い優しい女性をうまく演じてたと思います。
■助演男優賞
高橋光臣 (梅ちゃん先生 実験刑事トトリ)
とにかく彼が出てくると面白かったw 梅ちゃん先生をコメディーとして成功させたのは、彼の功績が大きいと思います。特撮出身の俳優さんがこんなに活躍してくれるのは、個人的に本当に嬉しいですね。
■助演女優賞
栗山千明 (カーネーション ATARU 実験刑事トトリ)
まぁ、無難な線かなと。ATARUでは主人公にほとんどセリフがないので、彼女がほぼ主役だったようなもん。逆にトトリでは出番すらほとんどありませんでしたがw カーネーションで栗山の老後を演じたのが江波杏子というのは、妙に納得しました。
■脚本賞
尾崎将也 (梅ちゃん先生)
ここは本当に悩みました。ATARUも悪夢ちゃんもよかった、相棒SPに名作なしと言われていたのを覆した太田愛もよかった、悩んだ末、世間が認めた梅ちゃん人気に乗っかることにしましたw
■音楽賞
平清盛 (大河D)
すべての最低記録を塗り替えた大河の黒歴史ですが、音楽はよかった。今様を前面に押し出し、プログレを編曲したBGMあり、そしてオープニングがやっぱりよかったなぁ。全部最低では可哀相ですしね。
◎◎◎ 大賞 ◎◎◎
ATARU
発達障害のある主人公を、他の登場人物たちが普通の人として接する姿を描いていたこのドラマは、ミステリーの範疇に収まりきらない魅力がありました。他にも、主人公を演じる中居がこのドラマの中では中居ではなく完全にアタルになっており、他のキャラも個性的で、基本コメディなんだけど推理パートではほどよい緊張感を与えてくれる演出も大変よかったです。新春にはスペシャルドラマも放映されるようですが、続編を強く望んでいます。
ATARU
発達障害のある主人公を、他の登場人物たちが普通の人として接する姿を描いていたこのドラマは、ミステリーの範疇に収まりきらない魅力がありました。他にも、主人公を演じる中居がこのドラマの中では中居ではなく完全にアタルになっており、他のキャラも個性的で、基本コメディなんだけど推理パートではほどよい緊張感を与えてくれる演出も大変よかったです。新春にはスペシャルドラマも放映されるようですが、続編を強く望んでいます。
正直今年はドラマは不作の年だったと思います。しかし中には僅かに佳作もあり、その出来不出来の差が大きく、佳作の中からコレと思うものを選ぶのは本当に苦労しました。結果、主な賞は3冠のATARU、4冠の梅ちゃん先生に集中。他はカーネーションと悪夢ちゃんが2冠と頭2つ抜けてるだけですが、栗山の助演女優賞はATARUで取ったようなもんですから、カーネーションは実質1冠。主演女優賞をダブル受賞にしたのは、本当に悩んだ末の結論です。掘北も北川も、どちらも捨てがたい…。思えば、今年は若い俳優さんがよく活躍した年だったなぁ。中居はもう40代ですが、他の受賞者は全員アラサー以下。ノミネートは水谷の60代から高橋克実や佐藤浩市の50代と、わりとバラエティに富んでたんですけどねw 助演男優賞はほんと、高橋克実、佐藤もよかったんだよなー。今の50代ってほんとパワーありますよね。松阪桃李や田中哲司も捨てがたかったんだけど…。ホームドラマ賞はノミネート作品がありながら、受賞作はなしという、独偏賞初めてのパターンじゃないかな。まぁ、2作品ともイマイチイマニイマサンくらいの出来だったので、仕方ないかな。ううむ、まとめるはずがまとまりがなくなってきたので、それではこのへんで。また来年~ノシ
逆に敷居の高いガチガチの社会派ドラマが好みなんて人には、向かないかも。
鍵のかかった部屋もよかっのですが、大賞は各クールの総決算で、
1位を取ったドラマしかノミネートされないんですよ~
ATARUと同期だったのは不運でしたね。
視聴率では鍵の勝ちだったのですが、ATARUの方が障がい者という
難しい問題に一歩踏み込んでいたので、そこが私の琴線に触れたのでした。
相棒はミステリー賞受賞してますし、ストロベリーもいい回もあったのですが、
出来不出来の差が激しかったのがイマイチ評価できなかった原因かな。
大賞、鍵のかかった部屋、じゃないんですね~www
ストロベリーナイト、相棒10、もよかったですが、
たしか夏ドラがひどかった、記憶があります><
中居は結構すんなり決まったのですが、助演男優の方はちょっと悩みましたね。
高橋光臣は来期、科捜研の女に出る予定なので楽しみです。
といってもここのところ科捜研にはずっと出ているのですが、
あまり目立たない役なんですよね;
堀北は、自身はわりとしっかりした性格らしいのですが、
3丁目にしろ梅ちゃんにしろ、こういううじうじした性格を演じるのが似合いますよねw
> 真鶴さま
松岡は、出ると主役を食っちゃうくらいの存在感があるんだけど、
ずっと出ずっぱりじゃないところがまたいいですよね。
あれが毎日だとさすがに飽きちゃうんじゃないかと思います。
薄桜記、ご覧になりましたか~。私も親が地上波の放映を見ていたので、
最終回をながら見してましたが、死ぬシーンまで美しかったですよね…
ATARUは可能ならDVDなどで本編からご覧になることをお勧めします。
結構人物関係やメインストーリーが複雑だったので…。そうでもないかw
清盛は………気持ちはわかります。
来年もよろしくですw
朝ドラのカーネーションと梅ちゃん先生、よかったです。
高橋光臣さん、本当、熱演してました。ある意味、主役を喰っていたような…。
薄桜記、総合チャンネルで、先日、見終わったばかりでまだ
ラストシーンが残っています。
山本さん、『一つ屋根の下』のふみや君もすっかり大人の男になりました。
時代劇が似合います〜♡
ATARUは見た事無かったので、スペシャル、見てみま〜す
清盛は途中で挫折…^^;
相棒は進化し続けてくれるので楽しみです♬
来年もよろしくで〜す (^^)/
中居正広 (ATARU)と、高橋光臣 (梅ちゃん先生 実験刑事トトリ)は特にポイント高いと思います。いつも見るドラマをキャストで選んでしまう私ですが・・・この二人は裏切らなかったな~堀北真希もよかったけど、梅ちゃん先生以外は、考えられないほど、はまり役でしたね。
MONSTERSがネタドラマ賞って笑えます^^;