ドラマ【相棒eleven】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/01/02 16:01:47
【感想】昨年の元日スペシャルが好評だったからか、ピエロを書いた太田愛が再び元日スペシャルを担当。結論から言うと、なかなか楽しかったです。旧家に起きた古い事件、暗号のようなヒントをたどる財宝探し、謎の文書を巡る公安との攻防、うさんくさいルポライター、焼失した高級ホテル、どれもミステリーマニアの興味をそそる要素ばかりでした。なんとなくシャーロック・ホームズの世界を彷彿とさせる、エンターテインメイト性豊かな内容でしたね。正直、何とかいう資料館の職員の殺人事件は不要だったんじゃないかと思いますが、あれがないと捜一が出張れないものね。しかし右京は個人的な依頼で動いているのに、よく組対部の人間を2人も借りられたものだなw あの2人は生き生きして手伝ってましたけどね…。いつも特命課の部屋を覗いているので、興味があるんでしょうかね。あと、今回「出店」と呼んでいた公安ですが、確か以前にも数回出てきてますよね。その時には出店とは呼んでなかった気がするな。警察内部でも顔を知られないよう諜報活動を行う秘密の部署のことなんでしょうか。あと、今回こっそり新キャラが出てませんでしたか? カイトの同期だった婦人警官。あれ、便利そうなので今後も出てくるかもしれませんよね。登場初日でいきなり花の里に連れてってもらってるしw それから不思議だったのは、スタンガンの存在。同型のスタンガンを出店とルポライターの遠野が使ってたってこと? それともスタンガンの犯行はすべて遠野の仕業だったんだろうか。スタンガンが使用された犯行は、まず二百郷家が荒らされた時に番犬を殺害するため、そして何とかいう資料館の職員が殺害された時、茜の服を着た婦人警官が気絶させられた時の3回ですが、職員と婦人警官の時は遠野の犯行であることがわかってますが、犬についてはわかりませんよね。犬の死体についた痕から、出店が関係しているかもしれないことがわかったんだし、2時間であれだけ家中を荒らし、盗聴器を仕掛けることができるのは、出店くらいしか考えられない。遠野は財宝の隠し場所のヒントがスクラップブックにあるとすでに知っていたので、家を荒らす理由がないですしね。やはり犬の殺害は出店による犯行だったのでしょうか。捜一が絡むと面倒なことになるので、殺人には滅多に手を染めない出店も、軽犯罪くらいにしかならない犬の殺害は躊躇しなかったのか…。しかし、最後にはカイトを殺そうとしてましたよねw 機密漏洩を防ぐためとはいえ、同じ警察官を手にかけることがあるのかなぁ。とにかくスタンガンの謎がちょっと引っかかりました。そして、最後に57年前の犯人を自殺させたのはイマイチでしたね。しかも殺人犯じゃありませんしね。瑠璃子の死は自殺だったんですから。これが昔なら仏門に入って供養をするとこなんでしょうが、現代劇ではなかなかうまいところに落とせないですよね。暗号の方はサパーリでしたw もう1回落ち着いて見れば、理解できるかもしれませんね。しかし、57年間ずっと動かしてなかった装置が、ゴリゴリ動いたのはちょっと不思議でしたw どんな仕掛けになってるんでしょうね?
朋子の初恋の相手は右京そっくりだったんですよね~。
確かあれは火事で死んだ人なので、国枝文書を残した国枝でしたよね。
当時45歳くらいだったということは、朋子は老け専だったのかw
さすがに若作りしても水谷の45歳には無理がありましたが…。
恋愛を絡めたり、少女の揺れ動く心を描いたりするのは、
太田愛ならではの作風ですよね。
特に思春期の不安定さを「薄い氷の上を歩くような」と表現したのは秀逸だったと思います。
う~ん、見ごたえありました~~満腹です~ ^^
ホテルを再現するシーンが素敵でした。
旧家族とかロンドンに滞在とか別世界のお話、本当、シャーロック・ホームズの世界でした~~
カイトくん、彼女と同期の女性にご協力を得て…イケメンはいいですね~
ラストであきらかになる、右京さんにそっくり(水谷豊二役だから当たり前なんだけど)の
国枝氏への、少女のころの朋子の想いが可憐でした。
公安が登場する硬派な事件のはずが
ちょっと、コナンのような、恋愛をからめたおしゃれな事件でした…
暗号の謎解きもおみごとでした。