パキスタン、爆弾テロ相次ぎ93人死亡
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- 2013/01/11 21:00:24
パキスタン西部バルチスタン州の州都クエッタの遊興施設で10日夜、2件の連続爆弾テロがあり、少なくとも81人が死亡、121人が負傷した。クエッタではこれより前、国境警備隊の車を狙った別の爆弾テロがあり12人が死亡。死者は計93人に達した。地元メディアが報じた。
連続テロの現場はパキスタンで少数派のイスラム教シーア派の住民が多く暮らす地域。爆発は約10分間隔で発生し、地元テレビ局のカメラマンや警官、救助関係者が巻き込まれ死亡した。1度目は自爆テロで、その後、建物外に仕掛けられた爆弾が爆発したもよう。
シーア派を敵視するスンニ派の武装勢力「ラシュカレジャングビ」が犯行声明を出した。また、警備隊へのテロではバルチスタン州の独立を目指す過激組織が犯行を認めた。
一方、北西部スワト地区では、約1500人が集会を開いていた宗教関連施設で爆発があり、22人が死亡した。警察当局は当初、ガスボンベの爆発事故とみていたが、仕掛け爆弾の疑いが浮上している。
(2013/01/11-11:53)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013011100066