男子諸君に聞く!!君は十二単で行動できるがぁ゛!
- カテゴリ:ファッション
- 2013/01/14 20:54:17
ある所で十二単の現物を見学したコロ♪
まぁ~色々言いたいコトや教えてもらったコトが多しですが・・・
ここはあえてぇ~
十二単の重さについてお話しさせてくださいニョ♭
その前に十二単ですが・・・昔しの貴族の女性の正装。
長袴に上衣を何枚も重ねた着物です。
十二単といいますが~
十二枚の衣の上重ねと言うワケではありません。
昔しは二十枚も衣を重ねても
それでも十二単と言ったですし~
江戸時代の終わりになって五衣(イツツギヌ)と呼ばれても十二単にかわりはありませんでした。
実は・・・この簡易な衣装になった五衣の十二単ですが
ゆうに15Kにもなりました!
簡易になったのに15Kなら本当にお姫様の着ている十二単はどのくらい重いとおもいますか?
それはぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!
20kです!
20Kも背負って着てたら・・・
「あれぇぇぇぇ~」って言ってぶっ倒れるぅ~
もとい!お姫様が良く気絶するって言うのが判るッス!!
お姫様の十二単の衣装は20kありました。
この時、女官衆の衣装の重さは17kでした。
映画やドラマで十二単のお姫様が優雅に歩いて行く場面がありますが・・・
実はお姫様は一人では歩けません!
姫様が歩くのには後ろで裾を持つ女官がいて
右足用に長袴を捌く係の女官が一人
左足用に長袴を捌く係の女官が一人
そうやって初めてお姫様は歩けます。
だったら一人で移動するのはどうすんの?!って疑問の貴方!!!
そこの貴方にお教えしましょう!!!
匍匐前進(ホフクゼンシン)です!!!
自衛隊かよ!軍隊きゃよ!
20K背負って姫君は匍匐前進だぁぁぁぁぁ!!
四つんばいになって這って移動しました!!
なぜ?だって?
衣装の十二単は重さが20K!!
そこの男子諸君に聞きたい!!
君は20Kの衣装を着て普通に立って歩けるかとぉぉぉぉぉぉぉ!!
しっかり軍事調練つう感じ?
重ねた着物が20Kの重さの上に長袴!!
長袴なんです姫君~
この長袴を男性が履いているのを12月にはゼッテイ見てます!
忠臣蔵の遺恨の始まりの松の廊下です!
松の廊下で長袴の浅野が吉良を切りつける時の衣装です。
あの長袴で一人で歩くには蹴って蹴って進むしかありません。
男性ならそれができますが・・・
お姫様は長袴の上に重い衣を重ねるので自分では動けません。
なので・・・一人で動くとなると匍匐前進になるんです。
余談ですが・・・
大奥やお城にはトイレ係のお女中がいつも待機していました。
大奥のお姫様やお城の奥方は打掛を着ていて~
その打掛姿では、おトイレを一人で使えなかったのデス!!
なのでトイレ係の女中さんがトイレに待機していてぇ~
お姫様方と一緒にトイレに入って打掛の裾をおトイレ係の女中が持ちましたぁぁぁぁ!
つまり、大奥でもお城でも、やんごとない女性は一人ではおトイレ出来なかったですよ♪
貴方がお姫様でおトイレしたくなったら~
おトイレ係の女中さんお願いしやすぅ♪つうコトになったですね。うん。
大奥の打掛衣装ですらそうなので・・・
江戸時代末期の和宮親子内親王の時はどうでしょうか?
和宮親子内親王は徳川家茂に嫁いだ皇女和宮様です。
この和宮様の時代は袴は長袴ではなくなり~
衣装も簡易になって17Kくらいと言われています。
この和宮様と家茂将軍は本当に仲が良く
こんな逸話があります。
浜御殿に将軍家茂と和宮様と天璋院ででかけ~
建物から庭に出る時の庭石に始まる物語です。
敷石の上に和宮様の草履があったものの~
将軍の履物は庭石の下に置かれていました。
コレは将軍より和宮様の内親王と言うお立場が将軍より偉かったコトで順位が付けられていたのです。
この夫の将軍の草履を見た和宮様は急いで建物から下へ降りています。
昔の建物は間の下が高いのに17Kの衣装でとっさに庭石の横に降りたんです!!!
凄くね?
素足で庭に降りた和宮様は庭石の上にあった自分の草履を庭石から除けて~
夫の将軍の草履を石の上に上げたんですぅ~
そして家茂将軍に微笑んでお辞儀なさっています。
もし、貴方が家茂さんならドッキュンものの行動でしよぉぉぉぉぉ!!!
再び言いますがぁ~
和宮様の御衣裳は十二単で17K!!
一度、庭に降りたら自力では建物に上がってこられません!
和宮様の御身長は143.4㎝体重は34K!
34Kで痩せていらっしゃる和宮様ですが・・・
衣装が17K+34K=51Kが全体の重さで
もし、建物に和宮様が上がって戻るとして・・・・
一人では建物に上がれないハズ!
御付きも家茂さんも後が大変だったと思うコロです。
リアルに今、女子で十二単の簡易な五衣を京都で着た方にお話しを聞いたところ・・・
17Kでもすでに全く動くコトが出来なかったそうです。
着せられたら着たままで腕も上がらなかったと聞きました。
ここで摩訶不思議な話しを聞いてください。
源平の合戦で平家は源氏に敗れ
壇ノ浦に女官も姫様方も身を投げました。
この時、女官の衣装は17K
入水した姫方の衣装は20K
入水して助かるハズがありません。
助かるハズがありませんが・・・・
何人もの女官や天皇をお産みになった平徳子様は助かります。
20Kの普通でも動けない衣装で入水し
水で重くなる衣装を身にまとったまま助かると言うのは・・・・奇跡ですよね。
コロには新なる摩訶不思議なのでした♪
やんごとなきご身分というのも、お辛いことです。
^_^;
さて、今回も可愛いプレゼントを本当にありがとうございます。
毎回、申し訳なく、そしてありがたく戴いています。
<(_ _)>
大切にしますね。
男性には 便利だったでしょうと 瀬戸内寂聴さんが 言っておられました。
実際はそんな感じだったんですね~。
映画になっても、女優さんたち ふつうにあるいてますよね~。
って、確かにいくらリアルさを追求しても、お姫様匍匐前進・・ってわけに行かないですよね^^;
動けないんですね~www
(十二単の話だったのに。)
もっと実際には奉行所で長袴はありえないそうですが
リアでは無理ですww
普通のコートでも重くて肩が凝るww
絶対に脱がないといけませんね!
あ、そういう話じゃないですね(´∀`*)
自力で歩きましたけど疲れました.
僕は現代に生まれて良かったよww
そういえば皇太子の結婚式?で雅子様が十二単を着たよね?
言われてみればなんとなくフラついてたような・・・(^_^;)
結婚式の時に 十二単もどきを着た事があります
もどきなので 襟の所だけ重なった感じにしてありましたが…
本物は そんなに重かったのですね
まるで布で出来た鎧みたい
昔の人の本など見ると 良く雪を眺めたりしていますが(暖房は火鉢ぐらいみたいですよね)寒くないのかなって思っていたのですが それなりに暖かかった?のかしら…
平徳子様の場合は 上手い具合に浮き袋みたいになったのでしょうか?
神様とか仏様がついていらしたのかも…
お姫様はお付きがいるからいいとして、女官の方は毎日体力勝負だったはず。
つくづく、私たちはいい時代に生きてるんだなぁ、と思うことでした♫
あ^^巳様の追加情報、ありがとうございました❤